ありがとう
0
中学生の長男と次男、小学生の長女、三人の子どもを山村留学させた北海道での一年を描いたエッセイ。タイトルの『神さまたちの遊ぶ庭』というのは、アイヌ語由来の地名の意味。
作家という職業ゆえの自由さなんだろうけど、そんな簡単に移住できる?という始まり方、異郷の地で新しいことばかりの毎日、微笑ましい子どもたちの言動。面白くはあるんだけど、私が周囲の一人だったら、あなたの飯のタネに私のプライバシーをあれこれ書いてほしくない。
そういうことを気にしない大らかな人ばかりのコミュニティーなんだろうから、私が憤ることじゃないけど、この著者の作品を今後読むことを躊躇すると思う。