ありがとう
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この本の主人公は「今度生まれたら、この人とは結婚しない」と夫の寝顔を見ながらつぶやいてしまう70歳の佐川夏江です。
主人公が自分の考えや思いより
その場で相手が求めていると思ったことを
やってきたと主張したり、
今の不満を周囲に原因があると全面に出したり
かなり尖っており、主人公に共感しにくかったです。
ただ自分が70歳まで生きられたとして
この主人公のようになりたくないな、
でもこのままの生き方だとなるかもしれないなと
感じたので、70歳になったとき
「私の人生そんな悪くなかったな」と思うには
どうしたらいいか考えたくなりました。