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実本にて読了。
料理研究家・辰巳芳子さんが、4名の専門家とともに「食といのち」について対話形式で深く考察した一冊です。
文字は大きく、対談の本質にすっと入り込めました。
特に印象に残ったのは、生物学者による「カロリーは机上論にすぎない」という指摘と看護師・川嶋先生の「病院食ではほとんど食べられなかったのに、
好きな食べ物を与えた途端に回復した」という経験談です。
これらの言葉は「食べること」と「生命」の関係を覆すような強い示唆に満ちていました。
「食」は単なる栄養摂取ではなく、「いのち」を養う営みである。
そのことを改めて深く感じさせられる本でした。











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