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『Mr. SUBARU/STI 辰己英治の軌跡』を読んで、クルマづくりにかける情熱と妥協のない姿勢に心を打たれました。辰己氏は単なるエンジニアではなく、走りを愛し、クルマと対話する職人のような存在です。特に、STIの開発における「人馬一体」の思想には深く共感しました。速さだけでなく、「運転して楽しい」ことを追求する姿勢は、まさに日本のスポーツカー文化の象徴だと感じました。また、チームとの信頼関係や現場主義の重要性も強調されており、ものづくり全体に通じる普遍的な価値を感じました。STIというブランドの裏に、こうした熱い思いと努力があることを知り、クルマに対する見方が変わりました。辰己英治という人物の軌跡は、夢を持ち、それを形にする力の大切さを教えてくれる一冊でした。