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金子みすゞの実像に詳しい本だが、みすゞの実家が仙崎のどこにあるかを突き止めるまでの件など、事実確認の経緯は正直退屈だった。
詩を書き留めた手帳を託された弟たちが長年手元におくだけで出版しなかったのはなぜか、彼女の自殺の原因とされる夫の放蕩は事実だったのか、興味深い疑問も取り上げている。
「私と小鳥と鈴と」「こだまでせうか」など五百十二編の詩を遺し、二十六歳で自死した童謡詩人・金子みすゞ。今なお愛される数々の詩の裏には、壮絶な心の葛藤があった。かつてみすゞのドキュメンタリー番組を手掛けた演出家が、史実を徹底的に探り、父親の死に関する新事実を発見。さらに童謡に詠われた背景を中心に調査することによって、夭折の天才の真実を読み解いた画期的なノンフィクション。天衣無縫に見えるみすゞの童謡がなぜ悲しみに包まれ、人の心を打つのか。三冊の手帳に記された詩を通して彼女が表現したかったものは何か、見事に浮き彫りにしている。
金子みすゞの実像に詳しい本だが、みすゞの実家が仙崎のどこにあるかを突き止めるまでの件など、事実確認の経緯は正直退屈だった。
詩を書き留めた手帳を託された弟たちが長年手元におくだけで出版しなかったのはなぜか、彼女の自殺の原因とされる夫の放蕩は事実だったのか、興味深い疑問も取り上げている。