「SNS時代の戦略兵器 陰謀論 民主主義をむしばむ認知戦の脅威」の読書感想文をご紹介します。
本書は、SNS時代における陰謀論が民主主義をいかに蝕むかを、認知戦という新たな視点から分析した意欲作です。
トランプ政権下のアメリカで顕著になった陰謀論の拡散は、単なる個人の思想として片付けられない、国家を揺るがす戦略兵器としての側面を浮き彫りにしています。
ロシアや中国による情報操作の実態や、そして日本が直面する脅威をも具体的に示提示されており、私たちがいかに情報リテラシーを高め、民主主義を守るべきかを強く訴えかけています。
陰謀論を安全保障の観点から捉え直すことで、その危険性をより深く理解できる一冊だと思います。