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開発途中のニュータウンという“しろいろ”の世界で、結佳という少女が
クラスのヒエラルキーや同性同士の残酷さ、性への戸惑いと向き合う物語だと感じました。 
伊吹を「おもちゃ」にしたいと思ってしまう結佳の感情は決してきれいではないのに、
むしろそのグロさの中にこそ、思春期のリアルさがむき出しになっています。 
街が少しずつ形を変えていくのと同じように、
身体と心が変化していく「骨の体温」がじわじわ上がっていく感じが怖くて、どこか美しい。
読み終えたあと、自分の中学時代の息苦しさまで呼び起こされるような、静かな衝撃の一冊でした。











