終始、主人公の語りで展開されていくミステリー小説。西尾維新独特の言葉選びや文章構成は一度はまれば抜け出せない。
第23回メフィスト賞受賞作。西尾維新の一作目の作品。
キャラ同士のコミカルな会話も、事件の解決に迫る物語の展開も、作品のどこをとっても面白い作品でした。
エンターテインメントを一新した傑作!「戯言シリーズ」
第23回メフィスト賞受賞作
自分ではない他人を愛するというのは一種の才能だ。他のあらゆる才能と同様、なければそれまでの話だし、たとえあっても使わなければ話にならない。嘘や偽り、そういった言葉の示す意味が皆目見当つかないほどの誠実な正直者、つまりこのぼくは、4月、友人玖渚友に付き添う形で、財閥令嬢が住まう絶海の孤島を訪れた。けれど、あろうことかその島に招かれていたのは、ぼくなど足下どころか靴の裏にさえ及ばないほど、それぞれの専門分野に突出した天才ばかりで、ぼくはそして、やがて起きた殺人事件を通じ、才能なる概念の重量を思い知ることになる。まあ、これも言ってみただけの戯言なんだけれどーー第23回メフィスト賞受賞作
三日目(1) サヴァンの群青
三日目(2) 集合と算数
四日目(1) 首斬り一つ
四日目(2) 0.14の悲劇
五日目(1) 首斬り二つ
五日目(2) 嘘
五日目(3) 鴉の濡れ羽
一週間後 分岐
後日談 まっかなおとぎばなし
終始、主人公の語りで展開されていくミステリー小説。西尾維新独特の言葉選びや文章構成は一度はまれば抜け出せない。
第23回メフィスト賞受賞作。西尾維新の一作目の作品。
キャラ同士のコミカルな会話も、事件の解決に迫る物語の展開も、作品のどこをとっても面白い作品でした。