『にげてさがして』は、逃げることに罪悪感を抱く人へそっと寄り添う、ほろりとあたたかい絵本。社会が“逃げるな”と声高に叫ぶなかで、「逃げることで新しい可能性に出会える」という視点を与えてくれます 。自分を守るために足はある。逃げて、探して、動き出したその先に、心の腑(ふ)に落ちる未来が待っていると感じさせてくれる、大人の心にも響くやさしい一冊です。
「よのなかには
ひどいひとが たくさんいる。
でも、
やさしいひとも たくさんいる。
これは どっちもほんとうだ。」
私たちが生きる世界にはいろいろな人がいて、
それぞれが違う感情や言葉をもっています。
それらは自分だけのものなのに、
大きな流れや「みんな」に飲み込まれて、
自分を大切にできなくなってしまう。
「逃げちゃダメ」と言われることが多い世の中ですが、
どうするかは自分で決めていいし、自分で決めること。
「逃げずに戦うことの大事さを説くお話」がある一方で、
「逃げることで新しい可能性に出会うお話」があってもよいのではないか。
著者のそんな思いが込められた絵本です。
にげて さがして、うごいて うごいてーー
ラストは、あなただけの物語に続きます。
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