昔の深い仲だった二人が文通を通わす
そういった普通のはじまりから
最後の怒涛の展開には驚きが大きい
所々で伏線があり、最初は女性側になかなかの
問題があるのではと思っていたが
読み進めていくとなんとも言えず
学生時代の過ちや過去は深掘りしない方がいいなと
思わされる
腹は立つけれどそうする方が心の平穏はありそう
【壺と人が向き合った横顔の両方を同時に見る事ができない】
ルビンの壺とは切り替えてみることによって見え方が変わるだまし絵のことである。本作でも、同じ過去の事象に対し、主人公の男と女では捉え方が異なる場面が複数回登場する。序盤はどことなく違和感が漂いながらも昔を懐かしむように2人はDMのやり取りを続けるが、終盤は堰を切ったかのようにお互いの感情をぶちまけ、ラストはとどめを刺す一言で物語を締めくくる。本の帯の「日本一の大どんでん返し」はオーバーな表現な気がするが、この類の小説をサクッと読みたい方にはおすすめ。
ルビンの壺というのは有名ですが、
それが割れたと言うのはどういうことなのか。
読み終わった後も、色々考えさせられる本でした。
内容としては2人の結婚するはずだった男女がネットを通じて再び出会いやり取りをすると言う形式になっています!
結末は必見です!