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光太郎の高校時代、理香と隆良の出会い、サワ先輩の妊娠、ギンジのライブ、瑞月の父の本音、
そして拓人を落とした面接官の視点。同じ出来事でも、立場が変わるだけでまったく違う物語になることに何度もハッとさせられます。 
「何者かになりたい」気持ちと、「何様だよ」と自分や他人を突き放したくなる気持ちのあいだで揺れる人たちがあまりにも人間臭くて、
読後には、自分の中の小さなプライドやみっともなさも含めて、少しだけ受け入れてみようかなと思わされる作品でした。












