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すごく地味なお仕事をしている主人公だけど、作家の料理の仕方しだいで、こんなに面白くなるのかというお手本のような作品。こうのえつこという、校閲の仕事をするために生まれてきたような女性が主人公。読むと、出版業界に少し詳しくなれる。
憧れのファッション雑誌の編集者を夢見て、根性と気合と雑誌への愛で、 激戦の出版社の入社試験を突破し 総合出版社・景凡社に就職した河野悦子(こうの・えつこ)。
しかし、「名前がそれっぽい」という理由で(!?)、悦子が配属されたのは校閲部だった。
入社して2年目、苦手な文芸書の校閲原稿に向かい合う日々。 「こんなところ早く抜け出してやる」とばかりに口が悪い演技をしているが、 段々自分の本性がナマイキな女子であるような錯覚に陥ってくる毎日だ。
そして悦子が担当する原稿や周囲ではたびたび、ちょっとしたトラブルが巻き起こり……!?
読んでスッキリ、元気になる! 最強のワーキングガールズエンタメ☆
文庫解説=角田光代
すごく地味なお仕事をしている主人公だけど、作家の料理の仕方しだいで、こんなに面白くなるのかというお手本のような作品。こうのえつこという、校閲の仕事をするために生まれてきたような女性が主人公。読むと、出版業界に少し詳しくなれる。