本屋大賞を受賞したことをきっかけに
読んでみました。
主人公は滋賀県大津市に住む成瀬あかり。
いろいろなことに興味関心を持ち
成瀬は人生を通じて、達成したいことや
やりたいことがたくさんある女の子。
やりたいと言ったと思ったらすぐに行動する
フットワークの軽さに唖然としてしまいました。
読みながら最も印象に残ったことは、
成瀬あかり氏と私では
「うまくいかなかったこと」の捉え方が違うということです。
「花が咲かなかった(うまくいかなかったこと)」も「肥やし(成長)」に
なるのだと考えれば、失敗もマイナスなことではない。
わかる、わかるんだけど実践しようとすると難しいのが正直なところ。
まぁでも、時には好奇心と興味だけで突っ走ってみてもいいのかもしれないと思いました。
成瀬あかり氏の我が道をいく行動力と
成瀬あかり氏を支える周囲のあたたかな雰囲気が絶妙です。
何かに挑戦したいけど、失敗したくない、否定されたくないと思って
立ち止まっている方の背中を押す1冊になると思います。
【2024年本屋大賞 大賞受賞作】
主人公【成瀬あかり】の中学2年生から高校3年生までの物語。
話題に上がっていたので読んでみました。
奇想天外な発想の持ち主で、だけど芯がある成瀬というキャラクターの魅力と
その成瀬を絶対に大物になると成瀬が大好きな相方や、そんな我が道を行く成瀬に魅了された人達と、何をしても止まることのない社会の流れ。
世界を救う系なのかな?と読み始めた自分に、某弱無人に振る舞う成瀬と、それでも日常は進んでいく社会との掛け合いのギャップが逆に読みやすくて良かった。
それこそ成瀬は何かをしてくれるんじゃないか?という成瀬の周りの人と同じ視点に立てる本であるからこそ、本屋大賞大賞受賞作なのだと思います。
詠んだらワクワクして続きが気になる作品
主人公の成瀬が持つ野心とその成長が描かれた作品で、非常に引き込まれました。彼が困難に立ち向かいながらも自分の道を切り開いていく姿に感動しました。人間ドラマや戦略的な思考が絡み合い、読み進めるごとにどんどん魅力が増していきました。成瀬の強い意志と覚悟に勇気をもらえた一冊でした。