ありがとう
0
主人公はとても真面目でしっかりしていて、すると突然堅苦しくなって全部が全部嫌になりそうなものだけど、年の功か上手くいなしたりいなせなかったり。悩んで煮詰めた分だけ滋味が出る。飲む私たちにはほっこり優しく、スープのように沁み渡る本
唯一の身内である母を突然亡くしたアキコは、永年勤めていた出版社を辞め、母親がやっていた食堂を改装し再オープンさせた。しまちゃんという、体育会系で気配りのできる女性が手伝っている。メニューは日替わりの(サンドイッチとスープ、サラダ、フルーツ)のみ。安心できる食材で手間ひまをかける。それがアキコのこだわりだ。そんな彼女の元に、ネコのたろがやって来たー。泣いたり笑ったり…アキコの愛おしい日々を描く傑作長篇。
主人公はとても真面目でしっかりしていて、すると突然堅苦しくなって全部が全部嫌になりそうなものだけど、年の功か上手くいなしたりいなせなかったり。悩んで煮詰めた分だけ滋味が出る。飲む私たちにはほっこり優しく、スープのように沁み渡る本