ピーターラビットの作者、ビアトリクスポターの伝記絵本
この本では絵本作家以外のポターの一面を紹介している。彼女は絵が得意で、夏に滞在した田舎で植物をスケッチしたり、ロンドンの自宅で飼っていた生き物が死んだ時、肉を除いて、骨をスケッチしていた。
キノコの研究に熱心で、ほうしの発芽に成功して論文を描くのだが、学会では認められなかったのだそうだ。
女性差別など問題意識のある1冊だ。
「よく見て、考えて、本物どおりにスケッチしたい」
世界中で愛される絵本作家は、生き物と自然が大好きなサイエンス・ガールでした。
ビアトリクスは少女時代、スコットランド高地の自然のなかを歩き回り、気にいったものすべてを集めてスケッチに熱中しました。たくさんのペットを飼い、動物の骨格まで観察して正確に描こうとしました。大人になるとキノコに魅せられ、スケッチはもちろん、研究を重ねて論文を書き、有名な学者たちに提出しました。1800年代の多くの女性と同様に、みとめられようと懸命だったのです。
のちに世界中で愛される絵本作家となったビアトリクスが、自然と芸術の両方に情熱をそそぎ、自分の道を見出すまでを描きます。知られざる一面に新たな光をあてた伝記絵本。
ピーターラビットの作者、ビアトリクスポターの伝記絵本
この本では絵本作家以外のポターの一面を紹介している。彼女は絵が得意で、夏に滞在した田舎で植物をスケッチしたり、ロンドンの自宅で飼っていた生き物が死んだ時、肉を除いて、骨をスケッチしていた。
キノコの研究に熱心で、ほうしの発芽に成功して論文を描くのだが、学会では認められなかったのだそうだ。
女性差別など問題意識のある1冊だ。