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「神様ドォルズ」で初めて作者の漫画に触れて他の漫画にも興味を持った。
なのでこのタイミングでの新装版発売は嬉しい。
古代日本に生きた戦士たちが現代に転生し、封印を破ってあふれ出ようとする闇の眷属と戦う。
そう要約すれば王道だが、神様ドォルズよりだいぶシリアス色が強い。
神様ドォルズでは日常を代表する日比乃や天真爛漫な詩緒の存在が萌え和み+息抜き要素となって、シリアス路線一辺倒ではないほのぼの感を醸していたが、カムナガラは初っ端から主人公が過酷な状況に投げ込まれる。
そしてこの話でも主人公に異常な執着を抱くヤンデレストーカー同性キャラは健在。
相棒と共にたびたび主人公の前に現れては謎めいた過去をほのめかして挑発を繰り返す。
ともすれば陰惨で重苦しい雰囲気に傾きがちなので好き嫌いは分かれそうだが、人の心を感染する細菌になぞらえて集約するシステムなど、細部の設定や考証が妙に科学的で面白い。
前世で恋人同士だった勝気な同級生と気丈な女教師の間で揺れ動く男心にも注目。











