江戸川乱歩をはじめとする文学、怪奇、幻想をテーマとした音楽性で注目され続ける人気ロックバンド「人間椅子」。国内外から高い評価を受ける彼らの楽曲を題材に、大槻ケンヂら各ジャンルから集結したトガり切った執筆陣が小説を執筆！ 土俗ホラー、ディストピアSF、異形の青春ーー音楽と文芸の融合が奏でる、暗く、熱く、激しいビートがあなたを包み込む。
装画：沙村広明
収録作
大槻ケンヂ 「地獄のアロハ」 地獄から蘇る異形たちの愛と青春。
伊東潤 「なまはげ」 絶望の淵で出会ったマレビト。彼らの正体とは。
空木春宵 「超自然現象」 子供たちが作り上げた似非教団の隆盛と暴走。
長嶋有 「遺言状放送」 屈折しきった魂の叫びが電波に乗って放たれた。
和嶋慎治 「暗い日曜日」 永遠の惰眠か、平穏な日常か。選択の時が迫る。
ゲスト
『夜の夢こそまこと 人間椅子小説集』は、ロックバンド「人間椅子」のメンバーや関連作家たちによる小説集で、伊東潤、空木春宵、大槻ケンヂ、長嶋有、和嶋慎治が参加しています。バンドの独特な世界観や音楽的テーマを文学として表現し、怪奇、幻想、日常の狂気など多彩なストーリーが収められています。音楽と文学を融合させた作品集で、ファンだけでなく、幻想的で刺激的な読書体験を求める読者にも楽しめる一冊です。
