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『図説 英国ティーカップの歴史 紅茶でよみとくイギリス史』は、紅茶とティーカップという二つの視点からイギリスの歴史と文化を紐解く、非常に興味深い一冊でした。
17世紀の喫茶の流行から現代に至るまで、時代ごとに変化するティーカップのデザインと、その背景にある社会情勢や文化が鮮やかに描かれています。
ウェッジウッドやミントンなど、名窯の誕生秘話や、それぞれの時代を象徴するティーカップの美しい図版は、見ているだけでも心が躍ります。
また、紅茶がイギリス社会に与えた影響も深く掘り下げられており、単なる飲み物としてだけでなく、文化や経済、政治にまで影響を与えた紅茶の奥深さに改めて感銘を受けました。
この本は、紅茶好きはもちろん、イギリス文化や歴史に興味がある人にもおすすめの一冊です。
美しいティーカップの図版と、読みやすい文章で、イギリスの歴史と文化を堪能できるでしょう。