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特に印象深かったのは、美冬の妖艶で冷酷な魅力と、雅也という人間の内面が壊れていく過程の描写が重層的に描かれており、読むほどに背筋が凍り、逃げ場のない“夜”に引きずり込まれるような圧迫感がありました。 
また、登場人物たちの生き様そのものが、「夜=偽りの昼」「救いのない人生」というタイトルの奥深さを体現していて、読後、その暗さと重みがずっと心に残りました。 
総じて、『幻夜』は、ただのミステリーを越えて、人間の欲望と絶望、裏切りと孤独そして救いのなさを抉る、非常に強烈で記憶に残る作品だと感じました。

















