読み終えたあと、心の中にそっと晴れ間が差すような一冊です。精神科医・和田秀樹が提唱する「財産断捨離」とは、ただモノを捨てるのではなく、自らの財産を思い出に変え、生きる喜びに使い切る暮らしの智慧。旅行や芸術に費やすことで前頭葉を刺激し、健康寿命を延ばす具体的な活用法や、争続を防ぐ相続・遺言の備えも整理されています。老後を軽やかに、豊かに生きるための力強い伴走者になってくれる一冊です。
脳が喜ぶお金の使い方があった!
老後のお金の使い方のヒントが満載!
小金持ちの「争族」急増!相続と遺言の基本もわかる!
お金に関する課題を本書で解決!
●老後資金の目安、「2000万円」は本当?
●老後に使えるお金をどのように算出する?
●公的介護保険とは?自己負担の割合は?
●遺言はいつ、どのように用意する?
●法定後見制度と任意後見制度の違いは?
●運転免許返納の前に確認すべきことは?
●「争族」を回避するために知っておくこととは?
この本のタイトルは、「財産断捨離のすすめ」です。実は私は「断捨離」という言葉が嫌いです。なぜかというと、年をとったら自分が大事にしてきたものや思い出のあるものであっても、どうせ先々必要ないのだから捨てよう、遺された家族が困るから生前に整理しようーそんな「断捨離」が多い。しかし、人は年をとればとるほど思い出に執着するものです。亡くなった後に家族が困るから断捨離しろということなら、亡くなった後、家族に捨てさせればいいではないですか。思い出のつまったものを自ら捨ててはいけないと私は思います。しかし、この本で私が提案する「財産」の断捨離とは、モノを断捨離することとは違います。財産断捨離とは、「自分のお金や資産を自らの手で思い出に変えましょう」ということなのです。(本書より)
序 章 お金を使わない日本の高齢者の不思議
第一章 老後資金はどれだけ必要か
第二章 高齢者は重要な消費者である
第三章 ボケないお金の使い方
第四章 財産を使い切るために
第五章 争族を避け、もしもに備える
第六章 高齢者の消費が日本の未来をつくる
第七章 知っておきたい相続と遺言の基礎知識
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