何事にも積極的に関わらないことをモットーとする奉太郎は、高校入学と同時に、姉の命令で古典部に入部させられる。

さらに、そこで出会った好奇心少女・えるの一言で、彼女の伯父が関わったという三十三年前の事件の真相を推理することになりーー。

米澤穂信、清冽なデビュー作！

公爵令嬢・ルナに転生した獣医の詩織。王太子と結婚するはずが、ある日突然婚約破棄・国外追放されてしまう！

だけど見たこともない動物のいる世界で彼らに会うことをずっと夢見ていたルナはもふもふに出会う旅に出られるとウキウキ！

そして訪れた獣人の国で、動物を犠牲に私腹を肥やす悪党がいることを知ったルナ。

「もふもふを傷つける奴は許さない！」とチートスキルをフル活用して事件解決に動き出しーー？

突然の婚約破棄で国外追放されてしまったルナ。

旅の途中、隣国エディファンの王子・アレクが

密猟者を追っていると知り、一緒に事件を調べることに！

動物と話せる力を持つルナが彼らに話を聞くと

なんと密猟にエディファンの宰相が関わっていたことが発覚！

ルナたちは証拠を集めて宰相を追い詰め

ついに事件解決ーーと思いきや

今度はルナに婚約破棄を突きつけた王太子が

エディファンにやってきて……？

密猟事件も無事に解決し、アレクと恋人同士になったルナ。

婚約の準備を進めていると、突然アレクの従姉・エルザが現れ、二人の関係に異を唱え始めた！

聞けば、同じ「王血統」を持つ自分こそが彼の婚約者にふさわしいという。

けれど、彼女の様子がどうもおかしくて……？

ついに黒幕登場！？　波乱の3巻、幕開けです！

14歳の少年はある日、部屋にカギを付け、引きこもりを始めた。不安、焦り、苛立ち……。様々な思いを抱えながら、「戦うべきリング」を求めて彷徨う苦悩を描いた衝撃の自伝的小説！

笑いとは何か、人間とは何かを描ききったデビュー小説。

ドラマ化・映画化もされた、第153回芥川賞受賞作。

売れない芸人徳永は、熱海の花火大会で、

師として仰ぐべき先輩神谷に電撃的に出会った。

神谷はまったく独自のお笑い哲学を抱いていて、

日常においても、人とは違う行動や思考を繰り広げる類稀な男だった。

そんな天才肌の神谷を徳永は師として仰ぐ。

二人とも貧しいながらもまっさらな生を生きていた。

徳永はすこしずつ売れるようになっていき、やがて、ある決断をすることになるーー。

文庫版特別付録として、

受賞記念エッセイ「芥川龍之介への手紙」を併録。