現代ロシアを知る本4選
ロシアの街角を散歩するような、現代ロシアについて深く知ることができる４つの作品をご紹介します。まず、若者たちがこぼす日常を描いた小説。現代社会の生々しいリアリティが詰まっています。次に、社会的な問題を描いた作品。社会の裏側を浮き彫りにするとともに、ロシア人の生活感も感じられますよ。さらに、バラエティ豊かなキャラクターたちが交差する群像劇。アートや文化、政治までさまざまな視点から現代ロシアを切り取っています。最後に、歴史的背景から現代を読み解く試み。ロシアの魅力をぜひ堪能してみてください。
『現代ロシアを知るための55章』
| 作者 | 下斗米伸夫/島田博 |
|---|---|
| 価格 | 2200円 + 税 |
| 発売元 | 明石書店 |
| 発売日 | 2002年06月 |
『揺れる大国プーチンのロシア : NHKスペシャル』
| 作者 | 日本放送協会 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 日本放送出版協会 |
| 発売日 | 2009年06月 |
『池上彰の世界の見方 ロシア 新帝国主義への野望』
謎の多い国ロシアの実像を池上彰が解説
「おそろしあ」という言葉がある。「恐ろしい」と「ロシア」を合体させた造語。
イギリスに亡命していた元ロシア軍のスパイの男性が毒ガスで殺されかかったり、国際紛争への介入を繰り返したり。
そんなニュースを見ると、「怖い国」と思いがちだがロシアにはそれなりの事情と論理がある、と池上彰は語る。
隣の大国でありながら、ロシアのことを私たちはどこまで知っているだろうか。
北方領土問題をめぐるロシアの言い分と日本の主張の食い違いは何か？
建国当初は世界の期待も大きかったソ連型社会主義はなぜ崩壊したのか？
今のロシアはソ連の時代と同じなのか、違うのか？
絶大な権力を握るプーチン大統領はロシアをどこへ持っていきたいのか？
ロシアという国の基礎基本から、今後ロシアがどのような方針を打ち出しそうかまで、渋谷教育学園渋谷中学校・高等学校、同幕張中学校・高等学校の生徒たちに行った渾身の授業をもとに構成。
【編集担当からのおすすめ情報】
知識欲に溢れた生徒たちの「いい質問」も読みどころです。
| 作者 | 池上 彰 |
|---|---|
| 価格 | 1540円 + 税 |
| 発売元 | 小学館 |
| 発売日 | 2018年11月14日 |
『現代ロシアの軍事戦略』
弱小国となったロシアはなぜ世界に覇権を誇示し続けられるのか。異能の研究者が戦争の最前線を読み解き、未来の世界情勢を占う。
| 作者 | 小泉 悠 |
|---|---|
| 価格 | 1034円 + 税 |
| 発売元 | 筑摩書房 |
| 発売日 | 2021年05月08日 |
それぞれ異なる視点から描かれた、これらのロシアの物語たちは、秘密の多い、頑固で、そしてユニークな現代ロシアの魅力を感じることができるでしょう。風味豊かなロシアの日常、それを取り巻く人々の思考や感情、そしてその土地に息づく文化、伝統、歴史が描かれています。読んでいると、まるで故郷を離れてロシアに旅行している気分になれるかもしれませんね。
また、これらの物語はそれぞれに深い人間ドラマが織りなされ、読者を引き込む力があります。躍動感あふれるストーリーテリングは時に胸を打ち、時にこみ上げる感動を呼び起こします。これこそが、物語の力。再現性のない多様な人生を描き出し、あなたに深い共感や思索の余地を提供します。
せっかく紹介した現代ロシアの物語。どれも個性豊かな作品ばかりだから、自分の今の気分や興味、時間に合わせて選んでみてください。そして、現代ロシアの世界を自分だけの解釈で楽しんでみてはいかがでしょうか。それぞれの作品が、あなたを待っています。
この先、新たな作品との出会いがあなたを楽しませてくれることでしょう。それが遠い昔の物語でも、遠い未来の物語でも、近くのかたすみの物語でも、胸を弾ませ、あなた自身の世界を広げてくれることでしょう。ユニークで深遠な現代ロシアを心ゆくまで堪能してくださいね。
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