首里城の歴史を学べる本4選
沖縄の象徴でもある首里城の歴史を知るためのおすすめ本、4冊をご紹介します。まずは、首里城の建造から焼失までを詳しく描いた作品。年表を追って歴史が学べるので初心者にもおすすめ。次に、裏話やエピソードが満載のエッセイタイプ。人物や逸話から首里城の歴史を感じることができます。3冊目は、実際に首里城を訪れた外国人が書いたもの。外国人の視点からみた首里城の魅力が垣間見えます。最後に、首里城の美しい写真を集めたビジュアルブック。巧みに捉えられた場面ごとに、首里城の風景を堪能できます。
『首里城 : 別冊太陽スペシャル』
作者 | |
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価格 | 不明 |
発売元 | 平凡社 |
発売日 | 2020年12月 |
『首里城と沖縄戦 最後の日本軍地下司令部』
首里城地下の日本軍第32軍司令部の真実
2019年10月の火災で焼失した沖縄・那覇の首里城。
焼けたのは平成に再建されたもの。
だが、首里城が失われたのはこれが初めてではない。
民間人を含む20万人もの犠牲を出した第二次世界大戦の沖縄戦では、日本軍第32軍が首里城地下に司令部壕を構えた。
抗戦の結果、米軍の猛攻で城は城壁を含めほぼ完全崩壊し、古都首里もろとも死屍累々の焦土となった。
ならば、令和の復元では琉球王朝の建築だけではなく、地下司令部の戦跡も可能な限り整備、公開し、日本軍第32軍の戦争加害の実態と平和を考える場にすべきではないか?
この問題意識から沖縄戦史研究者が、日米の資料を駆使して地下司令部壕の実態に迫る。
◆目次◆
プロローグ 首里城と沖縄戦
第1章 第32軍地下司令部壕の建設
第2章 米軍の第32軍地下司令部壕作戦
第3章 米軍が見た第32軍地下司令部壕
第4章 日本軍にとっての地下司令部壕
第5章 首里城地下司令部壕の遺したもの
エピローグ 戦争の予感と恐れ
◆著者略歴◆
保坂廣志(ほさか ひろし)
1949年、北海道生まれ。
琉球大学法文学部元教授。
沖縄戦を中心とした執筆、翻訳を行う。
『戦争動員とジャーナリズム 軍神の誕生』(ひるぎ社)、『硫黄島・沖縄戦場日記』(紫峰出版)など。共著に『争点・沖縄戦の記憶』(社会評論社)などがある。
作者 | 保坂 廣志 |
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価格 | 1012円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2024年06月17日 |
『首里城への坂道 鎌倉芳太郎と近代沖縄の群像』
大正末期から昭和初期、大々的な琉球芸術調査を行い、貴重かつ膨大な資料を残した研究者・鎌倉芳太郎。稀代の記録者の仕事を紹介する本邦初の評伝であるとともに、彼に琉球文化の扉を開いた人々の姿、そしてそれが現代に繋がるまでの熱きドラマを描く。第二回河合隼雄学芸賞、第十四回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞をダブル受賞。
作者 | 与那原恵 |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | 中央公論新社 |
発売日 | 2016年11月 |
『甦れ!首里城 報道写真と記事でたどる歴史』
作者 | 岡田輝雄 |
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価格 | 1100円 + 税 |
発売元 | 琉球新報社 |
発売日 | 2019年12月 |
今回、首里城の歴史を学べる本を4つご紹介しましたが、皆さんはどれか気になる一冊は見つかりましたでしょうか。出土品や遺跡からの解析をベースに、首里城の歴史と、そこで暮らしていた人々の生活が詳細に描かれた一冊。または、漫画形式でリアルかつ分かりやすく展開される首里城の歴史。そして、首里城を舞台にした物語が織りなす、歴史と現代とのリンク。最後に、一般的な観光ガイドとは一線を画し、歴史や文化背景を掘り下げた一冊。
それぞれが首里城を深く理解する上で、異なる視点から新たな発見や学びを提供します。歴史に興味がある方はもちろん、あまり興味がないという方でも、首里城について学ぶことで沖縄の文化や歴史背景をより深く理解するきっかけになるでしょう。
首里城は、我々の歴史と文化の象徴です。世界文化遺産としてその価値を認められた、誇り高き遺産です。本を手に取ることで、その美しい建築の背景にある歴史と文化に触れ、ただの石垣や建物ではない、人々の生活や情熱が息づいていることを実感しましょう。
本を読むことで、普段は見過ごしてしまいそうな首里城の魅力を再発見していただけたら嬉しいです。そして何より、実際に訪れる際には、本から得た知識を活かして、さらに価値ある体験にしてくださいね。はたまた、これらの本のいずれかが、あなたの首里城への新たな一歩のきっかけになれば幸いです。
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