それぞれが個性的な生徒たちと共に過ごす日々、教壇の上で向き合う課題や挫折、それらを乗り越えていく過程に、私たちは多くを学びます。楽しい時もあれば、頭を抱える時もある。それが教師の日常です。今回ご紹介した10作品は、それぞれが違った視点から、その日常を描き出しています。温かくもあり、時にシビアでもあります。それでも、教師たちは子どもたちと向き合い続けます。

この漫画たちを通し、「教師がどんな思いで子どもたちと向き合っているのか」、「子どもたちはどんな思いで学校生活を送っているのか」を知ることができると思います。そして、それは今の私たち自身にとっても、あるいはこれから教師になる人たちにとっても、大切な学びになるでしょう。

持ち帰るものは、作品ごとに異なるかもしれません。でも、それらのエピソードを通じて、教師の仕事の難しさだけでなく、そのやりがいや、子どもたちと接することの楽しさを再認識できると思います。

たとえば、何気ない日常の一場面が、ふとした瞬間のきっかけで大きな成長につながることもある。紛れもなく、それは喜びと誇りに満ちた瞬間でしょう。そして、それらは教師にとっての宝物であり、これからを生きていく力となります。

これからも教師という仕事について吟味し、考え続ける中で、これらの作品が一石を投じ、新たな視点を提供できたら嬉しい限りです。楽しみながら読んでいただき、多くのことを感じ取っていただければ幸いです。これからも素晴らしい作品を探し続けてまいりますので、ご期待くださいませ。