では、これまでご紹介してきた10冊の絵本を一冊ずつ、大切に読んでみてください。どの絵本も、自分らしさを大切にするメッセージが詰まっています。大人の私たちも読んで、「ああ、自分っていいんだ」と改めて感じられる絵本ばかりです。

もちろん、絵本を通じて子供たちに自己肯定感を育んであげたいのはもちろんのこと、大人も自分自身を見つめ直すきっかけにしていただけたら幸いです。自己肯定感は自分自身の価値を理解し、認めること。だから、一人ひとりそれぞれのペースで育てていくことが大切なのです。

私たち大人は、忙しい日々の中で自分自身を見失いやすいですよね。でも、この絵本たちを通じて、「私は私で、それは特別なことだ」ということを思い出してみてはいかがでしょうか。子供たちにも、自分を信じる力を育てるための素敵な道具となるでしょう。

生きていく中で、人は必ず困難に直面します。でも、自己肯定感があれば乗り越えていく力になるはずです。また、自分が自分自身を認めることで、他人を認めることもできます。それぞれ違う自分たちが、互いに尊重して共生していく社会への第一歩とも言えるでしょう。

「自分が自分でいい」と感じる自己肯定感は、小さい頃から育てていきたいものです。自分を好きになる、そしてそんな自分の存在に誇りを持つ。そんな素敵な感情を、絵本から子供たちに伝えていければと思います。

長い人生の旅の中で、優しさと強さを胸に刻んでほしい。自分で自分を一番愛せる人になってほしい。その一助となる、自己肯定感を育む絵本の世界をぜひ味わってみて下さいね。お子様から大人の皆様まで、心から楽しめる作品ばかりです。