鈴木貫太郎に関する本 おすすめ6選 終戦時の総理大臣
あの日、日本が戦火から脱する瞬間を見守った総理大臣、鈴木貫太郎。彼の一代記を描いた小説や漫画がより彼を理解するための一助になること間違いなしです。混乱のなかでの彼の決断力、平和への思い、その人間性が描かれた作品たちは一読の価値あり。そんな本の中から特におすすめする6作品を、これからご紹介します。英知と決断力を必要としたあの時代、彼が背負った責任とは何だったのか。それを感じ取れる作品ばかりです。戦時中の政界の混沌を通して、鈴木貫太郎の人間像を知ることで、あの時代の日本を感じることができます。
『終戦時宰相鈴木貫太郎 : 昭和天皇に信頼された海の武人の生涯』
作者 | 小松,茂朗,1916-1998 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 潮書房光人新社 |
発売日 | 2022年07月 |
『祖父・鈴木貫太郎 孫娘が見た、終戦首相の素顔』
「もうほかに人はいない。頼む……鈴木」昭和天皇の、このひと言から全てが始まった!太平洋戦争の末期ーー。本土が焼け野原と化し、沖縄本島に米軍が上陸を開始したというのに、軍部の強硬派は「本土決戦」をいまだ呼号していた。航空機はおろか、武器弾薬さえ満足にない状況で、「根こそぎ動員」をした国民にカマや竹槍を持たせてどう戦えというのか!?著者は92歳、監修と解説は昭和史研究の第一人者、保阪正康最悪の戦況化で昭和天皇は、侍従長経験者の海軍大将・鈴木貫太郎に首相就任を頼んだ。涙を流さんばかりの様子だったという。日本の運命を託そうとしたのだ。この時、貫太郎は77歳。天皇の苦悩を知れば、辞退を続けることはできない。今に至るも歴代最高齢での内閣総理大臣就任となった。鈴木首相は、「戦争継続」をラジオ放送で強く訴え、まずは軍部と国民を欺いた……。貫太郎の孫娘の著者は、当時、女学生。首相秘書官に転じた父親(貫太郎の長男)、あるいは祖母、母親、孫だけに見せた老首相の素顔を活写する。また、激動の歴史に隠された秘話を公開する。戦いを始めるは易し、収めるは難(かた)し戦争を終結させることは、いかに難しいか。21世紀の今も、いや、今だからこそ肝に銘じておきたい真理ではなかろうか。本書は、祖父も襲撃された「二・二六事件」の日の朝の記憶から始まる。92歳の著者は覚えているーー。4発の凶弾を食らった日の緊迫感を!【目次から】序 章 二・二六事件の朝第一章 祖父の温もり第二章 鈴木家の人々第三章 波乱の海軍軍人第四章 第一次世界大戦始まる第五章 終戦内閣への動き第六章 終戦までの百三十一日間第七章 終戦後の秘話終 章 消えた銃弾
作者 | 鈴木道子 |
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価格 | 2090円 + 税 |
発売元 | 朝日新聞出版 |
発売日 | 2024年03月19日 |
『鈴木貫太郎 昭和天皇から最も信頼された海軍大将 (PHP文庫)』
作者 | 立石 優 |
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価格 | 649円 + 税 |
発売元 | PHP研究所 |
発売日 | 2019年08月07日 |
『鈴木貫太郎 : 用うるに玄黙より大なるはなし』
作者 | 小堀,桂一郎,1933- |
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価格 | 不明 |
発売元 | ミネルヴァ書房 |
発売日 | 2016年11月 |
『宰相鈴木貫太郎の決断 : 「聖断」と戦後日本』
作者 | 波多野,澄雄,1947- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2015年07月 |
『昭和天皇の親代わり-鈴木貫太郎とたか夫人』
作者 | 若林滋/著 |
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価格 | 1800円 + 税 |
発売元 | 中西出版 |
発売日 | 2010年06月23日 |
それぞれが鈴木貫太郎という一人の男、そして我が国日本の歴史を切り取った作品たちをご紹介させていただきました。その中でも、緻密に研究された真実の描写や筆者の深い洞察力が光る一冊、また悲劇の終戦直後をリアルに描いた作品など、そのすべてが私たちの心に深い何かを訴えかけてきます。
鈴木貫太郎という名前だけでなく、その人間性、矛盾と葛藤、そして時代背景、それぞれに視線を向けて考えてみること、それもまた一冊の本から得られる価値の一つではないでしょうか。物語を通じて、我々は、ただ歴史の一部として語られるだけでは理解しきれない、あの時代の空気感や人々の心情を感じ取ることができます。
これらの作品は、鈴木貫太郎という歴史的人物だけでなく、日本という国の歴史や文化についても深く考えさせてくれます。その一方で、一人の人間としての鈴木貫太郎の魅力や苦悩、そして彼がどのように歴史を動かしたのか、その深層を感じ取ることができるでしょう。
これらの作品は、誰もが感じることのできる普遍的なテーマを描いています。それが、どうしても避けられなかった戦争、人々の生き様、時代とともに変わる国の姿、そしてその中で変わらずに残る人間の心情と願いなのです。
きっと、これらの経験を共有することで、私たちは自分たち自身を見つめ直し、これからの生き方について考えるきっかけになるでしょう。また、一冊の本が私たちへ与える感動や考え、学びのきっかけとなることを期待しています。それが、本を読む喜びそのものなのかもしれませんね。
以上、鈴木貫太郎に関する本を6つ取り上げさせていただきました。歴史や人物に興味がある方、もしくは新たな視点で物事を見てみたいと思う方には、どの作品もおすすめですよ。ぜひ、お手に取ってみてくださいね。
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