哲学用語がわかる本 おすすめ5選
楽しみながら哲学を学べる一冊がランクイン。登場人物たちの力強い言葉と行動を通して、身近に感じる哲学の世界。誰もが一度は悩む「人生とは何か」というテーマに迫る作品も。続いて、辞書や教科書ではなかなか理解しきれない難解な哲学用語を、イラストを交えながらわかりやすく教えてくれる一冊もピックアップ。そして、一人一人の価値観を問い直させる、少し変わった角度から哲学を描いた作品もお見逃しなく。最後に、日常のあらゆる場面に潜む哲学を探求する作品。これら5点が我々のおすすめです。
『すっきりわかる! 超訳「哲学用語」事典 (PHP文庫)』
作者 | 小川仁志 |
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価格 | 567円 + 税 |
発売元 | PHP研究所 |
発売日 | 2011年12月09日 |
『哲学用語図鑑』
21世紀を生き抜くための必修科目。ビジネスにも交渉にも役立つ、教養としての哲学思考。
作者 | 田中正人(グラフィックデザイナー)/斎藤哲也 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | プレジデント社 |
発売日 | 2015年03月 |
『哲学用語入門 テルミノロギー』
アドルノの遺作。
用語解説による哲学入門!
46回に亙りフランクフルト大学で行われた円熟期の連続講義。観念論と実在論、合理論と経験論、唯心論と唯物論など数多の基本用語に論及しつつその哲学的意義と作用を平易に解説。
今日から始まるのこの講義には、「入門」あるいは「導入」という副題が添えられています。この副題には二つの意味があります。というのも、この副題からは、「哲学用語入門」と同時に「哲学入門」という意味が想定できるからです。こうした二つの意味は意図されたものです。この講義には二つの目的があります。一つは皆さんに哲学用語に接してもらうことです(…)と同時に用語の説明を通じて、いささか目新しく普通とは違うやり方で皆さんの哲学への導入をはかるという目的もあります。(…)哲学の問題はどこまでいっても言葉の問題なのです。(本文より)
【講義内容】
※以下の項目は、それぞれの講義において取り上げられている用語・人名・問題点などを訳者の判断に基づいて列挙したものであり、原書には存在しない。内容理解の一助となれば幸いである。
第一講義:「哲学用語入門」と「哲学入門」/言語批判としての哲学/定義/用語の変遷
第二講義:概念と事象の対決/カントの定義批判/定義の疑わしさと困難さ/ニーチェとカントの一致/日常語と哲学用語の関係/「否定」/イデアリストとリアリスト
第三講義:用語を文脈の中で理解する/用語は歴史的なものである/アリステレス・スコラ哲学/唯名論と概念実在論/哲学の重要性
第四講義:哲理(世界知)の二重性/専門と非専門/プラトンのイデアの多義性/キリスト教
第五講義:ドゥンス・スコトゥスと個性原理[ハエケイタス]/存在の差異化/用語と啓蒙
第六講義:アウラ/プロセス/論理学・美学・倫理学/統一性への疑い/ミメーシス
第七講義:真理とは壊れやすいものである/素朴さ/哲学と芸術/概念の酷使/反省・批判
第八講義:哲学と世界観/哲学の統一性/ヘーゲルとディルタイ/神の存在論的証明
第九講義:概念の錯綜性/概念と存在/ぼろぼろでやっかいなこと/忘却された問題
第十講義:世界観と哲学/真理要求/自立という幻想/世界観的思考の危険性/束縛
第十一講義:知恵/若者のものとしての哲学/正しい生/深さの弁証法
第十二講義:ニーチェにおける深さ/真の深さは概念の労働・酷使から生まれる/深さの浅薄化/主観の外からくるの/プチブル
第十三講義:相対主義の流行/起源への信仰/第一原理を疑え/ハイデガー「われらはなぜ田舎にとどまるのかか?」/哲学的まがいもの[キッチュ]
第十四講義:ある学生からの非難/根源的なるもの/定理を超える/悪・罪・苦悩/幸福
第十五講義:主観についての反省/主観性と対象的契機/魂/純粋理性…
凡例
第一巻 第一講義〜第十八講義
編集ノート
第二巻 第十九講義〜第四十六講義
訳者あとがき
人名索引
作者 | T・W・アドルノ/高橋順一 |
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価格 | 6600円 + 税 |
発売元 | 作品社 |
発売日 | 2023年10月25日 |
『世界のエリートが教養として身につける「哲学用語」事典』
米ハーバード、英オックスフォード…世界のエリート養成機関が学ぶ
哲学こそ世界最強のスキルである
最近、にわかに重要視されるようになってきた「哲学」。
なぜ重要視されるようになったきたか、理由は2つある。
1)世の中の潮流を見極めるため
AIをはじめとしたテクノロジー問題や、ポピュリズムをはじめとした社会問題など、現代の複雑な現象を読み解くために、哲学概念や哲学用語は欠かせないものとなっている。
2)仕事で使うため
論理的思考やプレゼンの展開、例えなど、ビジネスツールとして哲学を押さえていると、説得力が増す。
またまわりから一目置かれる存在になる。
そこで本書では、
「1考えるためのツール」論理的思考
「2世界を知るためのツール」政治経済・グローバル社会
「3未来を知るためのツール」近未来社会・テクノロジー
「4人を動かすためのツール」組織・人間関係
など、シーン別に役立つ哲学用語を解説していく。
マルクス・ガブリエルの新実在論、AI哲学から押さえておくべき基本の古典哲学まで。これからの人生を切り開く必須のキーコンセプトを網羅した一冊。
作者 | 小川 仁志 |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | SBクリエイティブ |
発売日 | 2019年08月23日 |
『図解哲学人物&用語事典』
世界の著名な哲学者の人物紹介と哲学用語を図版とイラストでわかりやすく解説する1冊。人物と代表的な思想概念の詳解に加え、哲学者の「名言」を紹介し人物像を知る手掛かりとする。
第1章 古代の哲学者
第2章 中世の哲学者
第3章 近代の哲学者
第4章 現代の哲学者
第5章 日本の哲学者
第6章 哲学用語事典
作者 | 哲学思想研究会 |
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価格 | 935円 + 税 |
発売元 | 日本文芸社 |
発売日 | 2015年08月28日 |
以上、哲学に関する素晴らしい5つの本をご紹介しました。どれもこれも、各作家の独自の視点を活かし、哲学の深淵に迫る名作ばかりです。思考を深めるだけでなく、新たな価値観や視野を開くためのヒントを提供してくれるでしょう。
しかしここでアドバイスしたいのは、決してこれらの本を一度の読み切りで終えてしまわないこと。哲学は一見困難なテーマかもしれませんが、あなたの人生にとって大切な問いを提起してくれます。そのため、一度読んだだけで理解できない部分があっても気にしないこと。もし心に残るキーワードやフレーズがあれば、それをメモし、時間をおいてから再読すると、また違った解釈ができるかもしれません。
私たちが生きていく上での問題や迷いは、多くの場合哲学的な問いに繋がっています。生きる意味、幸せとは何か、人間とは何か。それらの問いに向き合うことが、自己理解につながり、私たちを成熟させていきます。それぞれの本が持つ、独自の世界観や視点を通じて、読者の皆様が「自分自身」を見つめ直し、日々の生活に役立てて頂けたら幸いです。
どの本も素晴らしい内容で、新たな視点を提示してくれますが、大切なのはあくまでそれが「自分自身の考え」になること。哲学を学ぶことで、自分の内なる声を探し出し、無意識の領域を開拓する一助となることでしょう。これらの本を手に取った際は、ぜひ自分自身とより深く向き合う時間を持ってみてくださいね。これまで視えていなかった自分自身と向き合おうとする皆様に、これらの本が必要な力を与えてくれることを祈っています。
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