出版業界や本に対する問題敵10選

本好きなみなさん、こんな経験ありませんか?読書中に「あれ?表紙と内容が全然違ってない?」と感じたことは。出版業界の波乱含みな事情を描いた小説や、文字通りの「本」に立ち向かう作品、10選ご紹介します。文字の魔力に導かれた者たちが織りなす物語、これを読めばもう、本棚を見る目が変わるかも?心を打つストーリーから、笑ってしまうようなエピソードまで幅広く揃えております。ただの物語ではなく、本という存在を見つめ直すきっかけを与えてくれるでしょう。
『本なら売るほど. 1』

作者 | 児島,青 |
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価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2025年01月 |
『税金で買った本. 1』

作者 | ずいの 系山,冏 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2021年12月 |
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか (集英社新書)』

作者 | 三宅香帆 |
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価格 | 1100円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2024年04月17日 |
『町の本屋はいかにしてつぶれてきたか(1079) 知られざる戦後書店抗争史』

《概要》
かつて本屋は「帰り道にふらっと寄る」場所だった。だが、いつのまにか町から本屋の姿はなくなり、「わざわざ行く」場所になってしまっている。いったいいつから、どのようにして、本屋は消えていったのか?
本書では、出版社・取次・書店をめぐる取引関係、定価販売といった出版流通の基本構造を整理した上で、戦後の書店が歩んだ闘争の歴史をテーマごとにたどる。
公正取引委員会との攻防、郊外型複合書店からモール内大型書店への移り変わり、鉄道会社系書店の登場、図書館での新刊書籍の貸出、ネット書店の台頭ーー。
膨大なデータの分析からは、書店が直面してきた苦境と、それに抗い続けた闘争の歴史が見えてくる。「書店がつぶれていく」という問題の根幹を明らかにする一冊。
《目次》
まえがき
第一章 日本の新刊書店のビジネスモデル
コラム1 本屋の動向と読書の動向は必ずしも一致しない
第二章 日本の出版流通の特徴
コラム2 書店の注文・取引方法あれこれ
第三章 闘争する「町の本屋」--運賃負担・正味・新規参入者との戦い
コラム3 見計らいの重視、予約と客注の軽視
第四章 本の定価販売をめぐる公正取引委員会との攻防
コラム4 返品条件付販売への切り替えはいつ起こり、いつ委託ではないと認識されたのか
第五章 外商(外売)
コラム5 取次からの請求への書店の入金率の変化と返品入帳問題
第六章 兼業書店
コラム6 信認金制度
第七章 スタンドと鉄道会社系書店
コラム7 出版物のPOSの精度を高めるのはなぜむずかしいのか
第八章 コンビニエンス・ストア
コラム8 書籍の客注と新刊予約注文の歴史
第九章 書店の多店舗化・大型化
コラム9 共同倉庫構想の挫折史
第十章 図書館、TRC(図書館流通センター)
コラム10「送料無料」と景表法規制
第十一章 ネット書店
コラム11 2020年代の「指定配本」の増加
終章
あとがき
まえがき
第一章 日本の新刊書店のビジネスモデル
コラム1 本屋の動向と読書の動向は必ずしも一致しない
第二章 日本の出版流通の特徴
コラム2 書店の注文・取引方法あれこれ
第三章 闘争する「町の本屋」--運賃負担・正味・新規参入者との戦い
コラム3 見計らいの重視、予約と客注の軽視
第四章 本の定価販売をめぐる公正取引委員会との攻防
コラム4 返品条件付販売への切り替えはいつ起こり、いつ委託ではないと認識されたのか
第五章 外商(外売)
コラム5 取次からの請求への書店の入金率の変化と返品入帳問題
第六章 兼業書店
コラム6 信認金制度
第七章 スタンドと鉄道会社系書店
コラム7 出版物のPOSの精度を高めるのはなぜむずかしいのか
第八章 コンビニエンス・ストア
コラム8 書籍の客注と新刊予約注文の歴史
第九章 書店の多店舗化・大型化
コラム9 共同倉庫構想の挫折史
第十章 図書館、TRC(図書館流通センター)
コラム10「送料無料」と景表法規制
第十一章 ネット書店
コラム11 2020年代の「指定配本」の増加
終章
あとがき
作者 | 飯田 一史 |
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価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | 平凡社 |
発売日 | 2025年04月17日 |
『さあ、本屋をはじめよう 町の書店の新しい可能性』

出版不況が叫ばれる中、実は書店の数は増加傾向にある。それは独立系書店と呼ばれる、「新しい形の町の本屋」を中心とした潮流といえる。そこで本書では書店主たちの貴重な体験を描いたエッセイから、生業としての独立系書店の開業から趣味としての書店運営の方法などを知ることができる一冊となっている。
作者 | 和氣正幸 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 株式会社Pヴァイン |
発売日 | 2024年06月28日 |
『重版出来!(1) (ビッグコミックス)』

作者 | 松田奈緒子 |
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価格 | 693円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2013年11月04日 |
『出版帝国の戦争 不逞なものたちの文化史』

帝国日本の出版市場は合法/非合法を問わず、植民地の人々を積極的に読者として包摂しようとした。朝鮮人にとって日本語は抑圧する言語であり、抵抗の思想を学ぶための言語であり、娯楽のための言語でもあった。『戦旗』や『キング』、マルクスやレーニン、金子文子や火野葦平、林芙美子らの思考や文学が、発禁本とともに帝国の支配圏でいかなる思想や文化を醸成したのか、多彩な作品から読み解く。
はじめに
第一章 プロレタリア
「共産党宣言」と平民‥情報戦時代のスローメディア『平民新聞』‥「露探」と戦う平民行商たち‥「新/平民」と朝鮮人の曖昧な境界
第二章 図書館
焚書と「図書無館」の時代‥文化政治と朝鮮語の規範化‥帝国から/への向上心をあおる‥夜市・露店という空間
第三章 不逞鮮人
朝鮮統監政治の新造語‥帝国メディアと闇メディアの攻防‥法域の間隙と不穏な情報戦‥金子文子・朴烈と「太い鮮人」たち
第四章 検閲
「雨の降る品川駅」‥内地と日本語の両義的な役割‥検閲帝国の誕生
第五章 資本
発禁という付加価値ー雑誌『戦旗』と『蟹工船』‥雑誌『戦旗』と非合法商品の資本化‥ 非合法商品のカタログ、『戦旗』‥移動メディア「不逞鮮人」と植民地市場
第六章 植民地
山本実彦の満・鮮‥『改造』と『東亜日報』の宴会‥改造社から社会主義を学ぶ‥改造社の転向‥満・鮮という新商品
第七章 翻訳
内鮮一体の表象としての翻訳‥雑誌『文章』と内地からの「戦線文学選」‥帝国の小説家・林芙美子の戦線‥女たちの内鮮一体‥朝鮮の林芙美子=崔貞熙
第八章 戦争
旧帝国の総力戦と軍需株の暴騰‥「広場の孤独」と植民地・日本‥朝鮮(人)なき朝鮮戦争‥張赫宙の朝鮮戦争従軍記‥日本は誰の味方でもない
おわりに
作者 | 高榮蘭 |
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価格 | 3520円 + 税 |
発売元 | 法政大学出版局 |
発売日 | 2024年05月20日 |
『本屋、地元に生きる』

いずれ本屋は町から消えてしまうのか? 訪れるお客様を待つだけの商売はジリ貧のご時世。全国区の名物書店の外商員が手掛けたのは「本とのタッチポイントを町中に多数作ること」だったーー。
「店舗勤務ではなく外商部所属になっている私は、およそ書店員らしからぬことを日々行うようになりました。イベントに関していえば、さわや書店が開催するイベントを仕切るだけでなく、盛岡市内の公共機関や企業が主催するイベントのコーディネートまでを引き受けるようになりました。新聞に書評を書いたり、ラジオに出演したりもしています。醤油の商品開発に携わったこともあります。その醤油は、さわや書店の店頭で販売しました。(略)もっとやれることがあるのではないか? 簡単に妥協はしていないか? そう考えてみたなら、これでもういいと納得できるポイントなどはなくなります。まだまだやれることはある。やらなければならない。そう考えながら私は、日々、あちらこちらを駆けずり回っています。書店員の姿らしくないと思われるかもしれませんが、私自身はこれがこれからの書店員の姿ではないのかという気がしています」(「はじめに」より)
目次
はじめに
第1章 さわや書店とはどんな本屋か
第2章 仕事で必要なノウハウはすべて営業で学んだ
第3章 地域経済の輪のなかで
第4章 ヒントはいつもまちの中に
対談 田口幹人×栗澤順一
作者 | 栗澤 順一 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2023年02月22日 |
『江戸時代の貸本屋 : 庶民の読書熱、馬琴の創作を支えた書物流通の拠点』

作者 | 長友,千代治,1936- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 勉誠社 |
発売日 | 2023年05月 |
『「ひとり出版社」は人生の楽園』

作者 | 山中伊知郎/著 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 飯塚書店 |
発売日 | 2020年05月25日 |
さあ、読書好きの皆さん、とうとうこの記事の締めがやってきました。「出版業界や本に対する問題敵10選」にピックアップした各作品をふまえ、改めて考えてみてください。それぞれの物語やキャラクターが抱える問題は、実は私たち一人一人が日々の生活の中で直面する課題や葛藤と重なっているかもしれません。
それは単純に本や出版業界にとどまらず、社会全般を問い直す契機となるはずです。誤解や偏見を超えて、本質的な議論を深めるきっかけとなれば、それだけでなく、世界をより良く、より理解しやすいものにしてくれるでしょう。
一冊の本が持っている力は、時に小さく、時には大きく、私たちの視点や価値観を変えることができます。それらはまるでドラマチックな瞬間を通じて我々に問いかけてくるパズルのようなもの。そしてそのパズルを解く過程が、私たち自身の成長や理解を深めるのです。
また、これらの作品を通じて、作家たちがどのような問題に取り組み、どのように表現に挑んだのかを見ることで、私たち自身も自己表現やコミュニケーションの方法を考え直す良い機会になるでしょう。
たとえ一部の人々しか直面しない問題であったとしても、物語を通じて理解し共感する力は、決して小さなものではありません。それは、世界に対する広い視野と深い理解をもたらし、互いの共有するべき体験となるのです。
これまでに挙げた作品を読むことで、さまざまな視点から世界を見ることができるようになるでしょう。それがあなた自身の視野を広げ、新たな発見を生むことを心から願っています。何よりも、読者の皆さんが、これらの物語に触れ、考え、共感していただければ幸いです。
以上、「出版業界や本に対する問題敵10選」として紹介してきた作品は、それぞれが持っている深い洞察力で我々の世界を映し出す鏡であり、問題提起の一部です。これからも、そんな素晴らしい作品たちとともに、問題を見つめ、考え、解決へと繋がる手掛かりを見つけていきましょう。
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