姫野カオルコの小説 おすすめ10選 ツイラク・昭和の犬など

こんにちは!今回は、物語の世界に心酔させる魔法のような言葉使いで多くの読者を魅了する、姫野カオルコさんの作品を紹介します。彼女の作品は、現代社会の様々な問題をリアルかつ繊細に描き出し、たくさんの共感を生んでいます。独特の視点と繊細な感性で描かれる登場人物たちの心情は、読者の心に深く響きます。
でも彼女の作品が特別なのはそのストーリーだけではありません。その独特の言葉使いもまた、姫野カオルコさんの作品が持つ魅力の一つ。一度読んだら忘れられない、そんな彼女の作品に一度は触れてみてくださいね。
『ツ、イ、ラ、ク (角川文庫)』

作者 | 姫野 カオルコ |
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価格 | 693円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2012年10月01日 |
『昭和の犬』

昭和三十三年滋賀県に生まれた柏木イク。気難しい父親と、娘が犬に咬まれたのを笑う母親と暮らしたのは、水道も便所もない家。理不尽な毎日だったけど、傍らには時に猫が、いつも犬が、いてくれた。平凡なイクの歳月を通し見える、高度経済成長期の日本。その翳り。犬を撫でるように、猫の足音のように、濃やかで尊い日々の幸せを描く、直木賞受賞作。
作者 | 姫野 カオルコ |
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価格 | 737円 + 税 |
発売元 | 幻冬舎 |
発売日 | 2015年12月04日 |
『彼女は頭が悪いから』

2019年に上野千鶴子さんの東大入学祝辞や様々な媒体で取り上げられた話題作が文庫で登場!
横浜市青葉区で三人きょうだいの長女として育ち、県立高校を経て中堅の女子大学に入った美咲と、渋谷区広尾の国家公 務員宿舎で育ち東大に入ったつばさ。偶然に出会って恋に落ちた境遇の違う二人だったが、別の女の子へと気持ち が移ってしまったつばさは、大学の友人らが立ち上げたサークル「星座研究会」(いわゆるヤリサー)の飲み会に美咲を呼ぶ。そ して酒を飲ませ、仲間と一緒に辱めるのだ…。美咲が部屋から逃げ110番通報したことで事件が明るみに出る。 頭脳優秀でプライドが高い彼らにあったのは『東大ではない人間を馬鹿にしたい欲』だけ だったのだ。さらに、事件のニュースを知った人たちが、SNSで美咲を「東大生狙いの勘違い女」扱いするのだ。
読み手の無意識下にあるブランド意識、優越感や劣等感、学歴による序列や格差の実態をあぶり出し、自分は加害者と何が違うのだと問いかけ、気づきを促す社会派小説の傑作!
柴田錬三郎賞選考委員絶賛!
無知な若者を生み出した社会構造と、優越、業といった人間の醜さが、本作には鮮烈に描いてある。--伊集院静
どちらか一方を悪者に仕立て、もう一方を被害者に仕立てがちだが、本作はそんな単純な構図では描かれていない。--逢坂剛
女たちの憂鬱と絶望を、優れたフィクションで明確に表した才能と心意気は称賛されるべきである。--桐野夏生
テーマ性とメッセージ性の際立つ作品、批判をおそれず書かれた力作だ。--篠田節子
平成における最も重要な本の一冊だと私は考える。--林真理子
作者 | 姫野 カオルコ |
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価格 | 979円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2021年04月06日 |
『ハルカ・エイティ』

大正に生まれ、見合い結婚で大阪に嫁ぎ、戦火をくぐり抜け、戦後の自由な時代の波に乗り…。人生の荒波にもまれつつも、平凡な少女は決して後ろ向きになることなく、その魅力を開花させ、みんながハルカの天真爛漫なキャラクターに引き込まれていく。ヒメノ式「女の一生」、直木賞候補の傑作長編。
作者 | 姫野 カオルコ |
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価格 | 1001円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2008年10月10日 |
『青春とは、』

定年退職しシェアハウスに越してきた独身の乾明子。
借りたままの本や名簿から、映画を見ているかのように地方の共学の公立高時代が蘇る。胸キュンもスマホもなく地味なだけ。でもなぜあんなにオカシかったのだろう。
これまでの青春小説がとりこぼしてきた部分を掬った、すべての大人に贈る青春小説。
解説・タカザワケンジ
作者 | 姫野 カオルコ |
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価格 | 825円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2023年05月09日 |
『終業式』

きらめいていた高校時代。卒業してもなお、あの頃のことはいつも記憶の底に眠っていたーー。同級生の男女4人が織りなす青春の日々。「あの頃」からの20年間を全編書簡で綴った波乱万丈の物語。
作者 | 姫野 カオルコ/原 研哉 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2004年02月25日 |
『ドールハウス』

作者 | 姫野,カオルコ,1958- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 角川書店 |
発売日 | 1997年07月 |
『謎の毒親(新潮文庫)』

作者 | 姫野カオルコ |
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価格 | 663円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2019年04月19日 |
『近所の犬 (幻冬舎文庫)』

作者 | 姫野 カオルコ |
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価格 | 638円 + 税 |
発売元 | 幻冬舎 |
発売日 | 2017年12月06日 |
『ひと呼んでミツコ』

彼女はミツコ。私立薔薇十字女子大英文科在籍中。名高い香水と同じ名前を持つ女ー。その盲腸の手術痕がうずく時、不埓なやつらに公衆道徳の鉄槌が下る。強力倫理観と超人的能力をあわせ持つスーパー学生ミツコは今日も行く。荒廃する現代社会を憂うすべての市民、まっとうゆえに切歯扼腕している老若男女必読。文学のジャンルを超越した傑作小説。21世紀はミツコの時代だ。
作者 | 姫野カオルコ |
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価格 | 638円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2001年08月 |
以上、10作品が姫野カオルコさんのおすすめ小説選です。一人ひとりが持つ心のつぶやき、悲しみや喜び、失望や希望、そして愛――。そんな深淵を描きつつも、表面にはめくるページごとに新鮮で、ときにはユーモラスなエピソードがてんこ盛りで、何とも言えないおいしさに満ちています。
姫野さんの作品は一見ファンタジーやサスペンスのように思えるかも知れませんが、登場人物たちの日常の中に織り込まれた感情や思考、そしてそれらが紡ぎ出すストーリーは、まるで手に持った宝石のように、光と影を織り成してゆきます。
この記事を読んでいただき、いくつかでも興味を持っていただけれたら幸いです。そして、最後に、本当に大切なのは「読むこと」だけではないということを忘れないでください。一緒に考え、感じ、生きるという経験が、私たちにとっての「読書」です。ときにそれはやさしい微笑みになり、ときにそれは得がたい教訓になって返ってきます。
それでいて、姫野さんの作品は決して重くないですよ。豊かな感性と細やかな人間観察、そしてそれらを結びつける巧みなストーリーテリングが、どんな読者でも引き込んでしまいます。楽しさと共に、思わず「ああ、私もこんな風に考えてみたい」と思わせてくれるのが、彼女の作品の魅力だと思います。
それでは、心地よい読書の時間をお楽しみください。
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