病院が出てくる小説5選
みなさん、お待たせ！今回紹介するのは、舞台が病院となる小説5作品です。まず始まりは心温まる医療ドラマ。助けてくれるのは白衣の天使たち。先生と看護師の恋愛も楽しみたい人にはちょうどよい一作。２作目は病院を舞台にしたミステリー。病院とは思えない秘密と陰謀が交錯する、鳥肌もののサスペンス。そして、ファンタジーやSFが好きな方向けには、3作目の異世界病院もの。医療の力が試される貴重な作品です。4作目は信じられないほどの奇病が襲うパンデミックもの。5つ目と最後は、そこは治療どころか助けを求める患者たちに秘められたドラマが待ち受ける、深層心理描写の名作。どれも魅力的でおすすめですよ！これであなたの読書ライフが一層楽しくなること間違いなし！
『泣くな研修医』
| 作者 | 中山,祐次郎,1980- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 幻冬舎 |
| 発売日 | 2020年04月 |
『後悔病棟』
| 作者 | 垣谷,美雨 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 小学館 |
| 発売日 | 2017年04月 |
『となりのナースエイド (角川文庫)』
| 作者 | 知念 実希人 |
|---|---|
| 価格 | 792円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2023年11月24日 |
『ナースコール』
だからナースはやめられない！ 内科病棟から、精神科へ異動。戸惑いながら、それでも変わらぬ、看護師という仕事の本質と魅力を描いたエッセイ集ーー看護師の仕事は魅力的！？ 「○○さん、頑張ってね」と患者さんを励ますうちに、不思議なことに自分までが元気になってくる。ときに、やりきれなさや限界を感じつつも、「“辞めたい辞めたい”も“仕事が好き”のうち」と続けてこられた理由を、病院内の人間ドラマや身近な出来事でつづった、看護師の本音エッセイ。
●明るく「うんこ」と言えるたくましさ
●優しさにも限界があるのです
●雑談も芸のうち
●励ますうちに自分も元気に
●患者さんは看護師の“師匠”
●内科から神経科（精神科）への勤務交代
●慣れることのない“死”
●意識の明確なうちに最期の言葉を
●看護師は病院辞めても看護師だ！ ほか
| 作者 | 宮子 あずさ |
|---|---|
| 価格 | 660円 + 税 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2010年12月15日 |
『オカシナ記念病院』
離島の医療を学ぼうと、意気込んで「岡品記念病院」にやってきた研修医の新実一良。
ところが先輩医師や看護師たちはどこかやる気がなく、薬の処方は患者の言いなり、患者が求めなければ重症でも治療を施そうともしない。
反発心を抱いた一良は在宅医療やがん検診、認知症外来など積極的な医療を取り入れようとするが、様々な問題が浮き彫りになっていきーー。
現代医療の問題点を通して、生とは何か、死とは何かを問いかける。
著者渾身の医療エンターテインメント。
Episode 1 赴任
Episode 2 臨終
Episode 3 自由
Episode 4 検診
Episode 5 青年
Episode 6 嫌煙
Episode 7 縮命
Episode 8 離任
| 作者 | 久坂部 羊 |
|---|---|
| 価格 | 1870円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2019年12月20日 |
それでは、ここまで紹介してきた「病院が舞台となる5つの話」、皆さまはいかがだったでしょうか。それぞれに描かれる医療現場の真剣さ、そしてそこで働く人々の思い、患者とその家族の葛藤。たった一つの施設でいくつもの人間ドラマが重なり合っている様が感じられるでしょう。
一方で、医療現場ならではの技術的な詳細について描かれている作品もあり、それがただの事実説明に終わらずにどの作品も物語に深みを加えているところが見どころでもあります。
病院という場所は、誰もが一度は訪れる場所ですが、そこは時として喜びも悲しみも生成する場所でもありますよね。人間の一生を見つめる場所である病院だからこそ、そこには強烈な人間ドラマが描かれているのではないでしょうか。
それぞれの作品で、医者や看護師、患者やその家族など、様々な視点から病院を描き出しています。その結果、読者にはそれぞれに共感を覚えながら読み進むことができるでしょう。
この記事が、皆さまの今後の読書の一助になれば幸いです。また違った観点で物事を見てみたくなるきっかけとなることでしょう。ぜひ一冊でも手に取ってみて、その魅力を直に感じてみてください。
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