わかりやすい 徒然草の本 おすすめ6選 日本三大随筆の一つ

古代の日本の語り口で綴られた「徒然草」。あの難解な古文を現代語に訳した6冊の書籍から、皆さんにおすすめの一冊を見つけてみませんか。敬虔な僧侶が綴った人間の儚さや情緒を感じ取れる一方、日常の何気ない風景や情景を描写したエピソードに温かみを感じることができます。誰もが一度は耳にしたことがあるような名句や教訓も満載で、読むだけでなく、生活の中で役立てることもできますよ。初心者向けの訳注付きから、進んだ学習用の本まで、レベルに合わせて選べるのも魅力的。一度は挑戦してみてくださいね。
『すらすら読める徒然草』

作者 | 中野,孝次,1925-2004 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2013年11月 |
『徒然草 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫)』

作者 | 角川書店/角川書店 |
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価格 | 308円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2014年05月02日 |
『マンガでわかる徒然草』

本書は、兼好法師を主人公としたマンガと、解説で、徒然草を読み解き、古典として読み継がれてきた生き方のヒントを毎日の生活に生かすための本です。
【今、なぜ徒然草か?】
・研究者が徒然草に注目!「隠遁者だといわれた兼好像は捏造だった!」
⇒実は兼好は社交性があり、自由な感性をもつ「バランス感のあるご意見番」だった。
・「ゆらぎを認め、謙虚に自分らしくあろうとする姿勢」が
「何事にも白黒はっきりつけなければ気が済まない」現代人の清涼剤に!
⇒「お酒は人付き合いでも健康でも災いの元」と言ったり、
「月の夜にのんびりと語りながら酒を飲んで語るのは最高」と言ったり
兼好はその場に合わせつつ、自分に向き合って語ります。
・「人間関係」「ほどよい仕事」「日本の美意識」「孤独のススメ」など
毎日の生活が豊かになるヒントが満載!
【本文より】
兼好は歌人ですから恋や季節、人生への述懐も語ります。
好奇心旺盛のぞき見精神で見聞きしたものを書き記します。
孤独をよしとする兼好の「おひとりさま」論は現代人にこそ通じるものがありそうです。
誰に読ませたいと気負ってはいない。書かねばならないなんて追い立てられてもいない。
思い浮かんだことを書きたくなって心にまかせて書いてゆく。
七〇〇年前に書かれたそんな古典からあなたの心にも
ふっと引っかかる一文が見つかるかもしれません。
第1章 散歩の名人
●あえて「用のないところ」をつくるよさ
●この木がなかったらよかったのに
●ライバル頓阿との歌合戦
●酒席が映す私たちの本性
第2章 話し上手・聞き上手
●知らない人の胸にひびく言葉
●兼好の取材力、描写力
●高僧発「中世のダジャレ」
●名君を育てた「おかみさん力」
第3章 孤独のススメ
●よき友だち付き合いを考える
●すべてのことから離れる境地
●すべてのことを「頼み」にしない
●傷つかない生き方
第4章 個性派法師に学ぶ
●もし「死」がなかったら?
●人はどうしてほしがるのか
●深い知識も使いよう
●猫またというものありて
第5章 プロフェッショナル
●専門家のワザこそ尊きものなり
●一刹那に生じる怠け心
●貶されても稽古に励む
●フラットでやわらかいモノの見方
第6章 恋を語る
●恋心を理解しない男というものは
●しのぶ女性の心づかいに触れる
●兼好が描く、男女の語らい
●男を試す女たち
第7章 みやび“日本の美意識”
●四季がめぐり、迎える新たな朝
●目で見ることにとらわれる
●不揃いのよさ、未完成という構え
●近代文人の徒然草対決
第8章 生と死
●とどまることのない時の中で
●亡くなった人はいずれ忘れ去られていく
●死は背後から迫っているのだ
●人生をさし貫くメッセージ
作者 | あんの 秀子/舘尾 冽/サイドランチ |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | 池田書店 |
発売日 | 2023年11月21日 |
『解説徒然草』

伝説の国語教師による超ロングセラーの古文参考書。著者は、寄り道しつつ、遊びつつ『銀の匙』1冊を3年間かけて学ぶという独自の教育スタイルにより、灘校を東大合格者数ナンバーワンに導いたと言われる。本書には、その授業実践のすべてが凝縮されている。現世への無常観を抱きつつ、なお時代を、人をあたたかな目で見つめつづけた兼好の名随筆より、珠玉の断章をセレクト。やさしい現代語訳や語句注釈で学び、ユーモアと人間味あふれる解説でさらなる広がりに触れながら、古文の世界に楽しく親しむことができる、入門書の決定版。
作者 | 吉田兼好/橋本武 |
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価格 | 1210円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2014年09月10日 |
『しっかりと古典を読むための徒然草全釈』

作者 | 松尾,聡,1907-1997 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 清水書院 |
発売日 | 2016年03月 |
『眠れないほどおもしろい徒然草 最高級の人生論も、超一流の悪口も』

「眠れないほどおもしろい」古典シリーズ30万部突破!
最高級の人生論と、超一流の悪口が
交錯する『徒然草』の世界へようこそ!
それは「隠遁者の美学」か、
あるいは「ひねくれ者の戯言」かーー。
兼好法師が「つれづれなるまま」言いたい放題!
◇ 見栄を張っても、ろくなことがない
◇「女難」には、くれぐれも気を付けよ!
◇「だって、死んだら灰になるだけだろ?」
◇ エリートたちだって一皮むけば、この程度
◇「友とするにわろき者」--その条件とは?
鎌倉時代、兼好法師が書いたエッセーが『徒然草』。
枕草子、方丈記と並び「三大随筆」と呼ばれますが、
その中身は
「40歳になる前に死んだほうが見苦しくない」
「用事がすんだらさっさと帰ってほしい」
など、上から目線の皮肉ばかり!
毒舌まじりに語られる「処世のコツ」の数々を
ご紹介します。
ーー板野博行
作者 | 板野 博行 |
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価格 | 858円 + 税 |
発売元 | 三笠書房 |
発売日 | 2021年03月01日 |
それでは、今回は「わかりやすい徒然草の本」について6つのおすすめをご紹介しました。このうち何冊かはすでにご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。それぞれが持つ個性や解釈の幅、そして読みやすさに注目しながら選びました。どれもが私自身が読んで納得した、心に残るものばかりです。
徒然草は、日本三大随筆の一つで、その文化、思想、心情を映し出す鏡のような存在です。しかし、それは同時に平安時代の人々のありのままの人間性を描き出したものでもあります。それは言い換えれば、私たち現代人が抱き続ける人間としての基本的な喜びや悲しみ、苦悩や迷いを垣間見ることができるのです。絶妙な比喩や豊かな表現を駆使しながら、そうした普遍的なテーマに迫る彼らの解釈や考察は、私たちに新たな視点を提供してくれます。
敬愛する彼らの創作活動を通じて、私たちもまた自己を見つめ直し、自分自身と向き合う機会を得ることができます。そういった意味でも、ここでご紹介した6つの作品は、まさにその入り口となり得るでしょう。
読書は何よりも楽しみであるべきです。だからこそ、自分のペースでじっくりと読み進めていただきたい。それぞれの作品が、あなたにとってどのような形で「徒然草」の魅力を伝えてくれるのか、その発見がまた一つの楽しみとなるでしょう。
そして誰しもが感じるだろう、この時代を生きる日本人としてのアイデンティティや生き方についての洞察も、この美しい随筆から得られるかもしれません。ぜひ、心に余裕を持って手に取ってみてくださいね。それでは、素敵な読書時間をお過ごし下さい。
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