無実の罪で婚約破棄された公爵令嬢ヴィオレッタ。

さらに、野獣と噂される辺境伯バッセンとの結婚を命じられるが、

筋骨隆々な男性が好みな彼女は大喜びで辺境伯に嫁ぎに行く！

一方で、辺境伯は自分の容姿へのコンプレックスもあり

ヴィオレッタが望んで婚約するはずないと思いつめていて…？

気に入ってもらいたい妖精姫令嬢と、

彼女には別の幸せがあると辞退したい野獣辺境伯の

攻防戦が今始まる！？

十八年前、伯爵子息が公爵令嬢に一方的に突きつけた婚約破棄。

その末に生まれた不義の娘アビゲイルは、生まれた時から存在を疎まれ、使用人同然の暮らしをしていた。

ある日、伯爵家再興を願う伯母の企みで、アビゲイルはかつて両親が不義理を働いた公爵家へ一人赴くことになってしまう。

突き刺すような視線の中、彼女は両親の罪を詫びるのだった。

公爵令嬢の弟で今は当主となっていたクラウスは、ある思惑からアビゲイルを己の婚約者として迎え入れる。

十八年前のいびつな婚約とその破棄の真実。

不器用な二人は距離を縮めながら、思いもよらぬ真相に迫っていく。

「隠さずに好きだと言えるだけで嬉しいんです」

魔道具の天才研究者で侯爵令嬢のフレデリカは、王太子に婚約破棄された翌日、後輩エミールに突然求婚される。

トラウマから人に興味が持てず断るが、大型犬のようなエミールは諦めず毎日求婚してきて……。

そんな中、フレデリカを見下す王太子が再び婚約を迫り……？　

「貴女を閉じ込めて僕しかいない世界にしてしまいたい」

人懐っこい犬系後輩はヤンデレだった!?　ダーク溺愛開幕!!

序章　　始まりはプロポーズから

第一章　こんな生活がずっと続けばいいのに

第二章　心拍計

第三章　魔法が使えない奴らのための代替品

第四章　叶わない夢

第五章　期待しなければよかった

第六章　私の気持ちは

第七章　似た者同士

終章　　終わりもプロポーズで

あとがき