あまりに有名すぎて、かえって読む機会がなかったのですが、ついにこの名作を手に取りました。
物語がいつの時代なのかと刊行年を確認したら、平成6年(1994年)だと分かり驚きました。もし主人公のまいが当時中学3年生だとすれば、今は40代半ば。彼女はどんな大人になっているのだろうかと想像してしまいます。
今でこそ不登校も珍しくありませんが、この時代に「学校に行きたくないから行かない」という選択は簡単には許されなかったでしょう。それなら転校しよう、という選択肢も、当時の親世代には簡単にはなかったように思います。まいを温かく見守ってくれた両親とおばあちゃんの存在の大きさを感じました。
おばあちゃんから教わる魔女の修行は、まいにとってはもちろんですが、誰にとっても生きるために最も必要なことだったのだと思います。時代や世代を超えて、多くの人に愛され続ける理由が分かった気がします。
不登校になってしまった まいはイギリス人の祖母の家でしばらく過ごす。
学校を休んで過ごすうちにまいは生きる力を無意識のうちにつけていく。自然にふれたり、近所の人と交流したり、学校を離れるなりに大変な事があるのを学べただろう。
後日のお話も良かった。
ずっと読みたいなと思いながら、読めずにいた1冊でしたが
Audible(オーディブル)で見つけて、聴いてみました。
学校でうまくいかず、いかないことを選択した
少女まいと魔女と呼ばれる祖母とのやさしい物語でした。
魔女の修行と銘打って、規則正しい生活や
悪い見方に固執しないこと、自分のことは自分で答えを出す事など
祖母がまいに伝えたことは
生きづらい現代に暮らす私たちにも役立つことばかりでした。
疲れを感じたときに、読み返したくなる1冊になりました。

















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