『屍人荘の殺人』に続くシリーズ第2作。クローズドサークルものでのシリーズ化は、探偵役、というよりワトソン役が主人公のシリーズであることも含め、綾辻行人氏の館シリーズを彷彿とさせる。
前作と同様、クローズドサークルになる状況そのものが謎解きの鍵になるのも良く考えられていると思う。
建築家、中村青司が設計した風変わりな館が舞台になる館シリーズ。まだ2作目であるが、極秘研究機関の存在が本シリーズの世界観になって、各作品の殺人事件が解明を見ても謎として次作に引っ張っていく感じがする。
元研究施設に閉じ込められた11人。
ーーこの中で4人死ぬ。
“死の予言”は成就するのか。
『屍人荘の殺人』シリーズ第2弾
デビューから2作連続、ミステリランキングを席捲!!
『本格ミステリベスト10』2020年版 国内ランキング 第2位
『このミステリーがすごい!』2020年版国内編 第3位
〈週刊文春〉ミステリーベスト10 2019年 国内部門 第3位
その日、神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と剣崎比留子を含む9人が、人里離れた班目機関の元研究施設“魔眼の匣”を訪れた。その主であり、予言者として恐れられている老女は、来訪者に「あと二日のうちに、この地で4人死ぬ」と告げた。施設と外界を結ぶ唯一の橋が燃え落ちた後、予言が成就するがごとく一人が死に、閉じ込められた葉村たちを混乱と恐怖が襲う。さらに客の一人である女子高生も予知能力を持つと告白しーー。残り48時間、二人の予言に支配された匣のなかで、葉村と比留子は生き残って謎を解き明かせるか?! ミステリ界を席捲した『屍人荘の殺人』シリーズ第2弾。
『屍人荘の殺人』に続くシリーズ第2作。クローズドサークルものでのシリーズ化は、探偵役、というよりワトソン役が主人公のシリーズであることも含め、綾辻行人氏の館シリーズを彷彿とさせる。
前作と同様、クローズドサークルになる状況そのものが謎解きの鍵になるのも良く考えられていると思う。
建築家、中村青司が設計した風変わりな館が舞台になる館シリーズ。まだ2作目であるが、極秘研究機関の存在が本シリーズの世界観になって、各作品の殺人事件が解明を見ても謎として次作に引っ張っていく感じがする。