ありがとう
0
鎌倉奥乃院
随筆（立原は「雑文」と表現）を集めたもの。鎌倉に住む立原が自ら魚などの食材を調達し料理して、いかに彼が美食にかけてこだわっているか、また、彼同様鎌倉文士の一人である小林秀雄、川端康成等の作家たちからどれほど深い影響を受けているのか、さらには、彼が日本の中世という時代からいかほどの影響を受け、そこに作家としての立場を定めているか等、立原正秋という人物が深く理解できる随筆集。
