余命10年 小坂流加さんの作品です。
小松菜奈さんと坂口健太郎さん主演で映画が大ヒットしました。私は映画を上映していたのは知らずに、小説で初めて知りました。読書数はまだまだ少ないですが、「涙活」を目的とした読書ランキングがあるとすれば、間違いなくTOP3に入る名作のはずです。号泣しました。
(以下、ネタバレ含みます)
20歳の時に、特殊な病気が発覚しあと10年しか生きられないとわかってからの主人公の生き様に感動。趣味に生きて、もう「恋はしない」と誓ったはずなのに同級会で再開した同級生に恋をする物語。悲しい話なのだけど、恋愛部分は主人公たちの心の動きが面白く、楽しく読める作品です。名作と言える所以は、闘病生活での主人公の「心理描写」に引き込まれるところ。
これは涙なしには読めない現実味のある実体験であるとよく分かる作品です。
作者の小坂流加さんは、若くして亡くなってしまったとのこと。きっと主人公はご自身だったと思います。
映画も良いですが、小説をオススメします。入院中の心理描写は絶対に読むべき内容です!