いつも表紙を飾っているのはコナンですが、今回は保育園児だった頃の新一です。
その理由は、新一と蘭が保育園児時代に出会った頃のエピソードが掲載されているから。
このエピソードは蘭と新一それぞれの視点で描かれていて、
蘭視点でまとまっていた内容が、新一視点では別の結末を迎えるという面白い構成です。
新一が思っていた以上に"生意気なガキンチョ"なのも面白いです。
お昼寝中の園児たちを見た時の反応があまりにも冷め切っているので笑えました。
あと87巻は、「川中島殺人事件」の解決編から始まります。
優秀な長野県警コンビにコナン、例の捜査一課長まで揃っていたので、解決も鮮やかでした。
犯人の立場で考えると、相手が悪いにもほどがあるという感じ。
88巻に続くビッグカップル編は、普段あまり関わることのない小五郎と灰原がタッグを組むストーリー。
当然のように事件は起きるわけですが、そんな中でも思考が他所に飛んでいる2人…。
オチを迎える時の2人が楽しみだなと思いながら本を閉じました。