時々通わせていただいている大切な映画館が本に!
今でこそ、マサラ上映のチケット発売日には深夜0時の発売から瞬殺で売り切れてしまうほどの話題の劇場ですが、この本ではそこに至るまでのドラマが、映画化してほしいぐらいの濃い内容で語られています。感動。
コロナ禍で一時閉館にされていた間、ネット上で連載されていた時も夢中で読みましたが、人を集める苦悩と工夫、何より目の前のお客さんを大切にされている姿勢と前向きで自由な考え方、そして日々の努力。この本には、人を相手にされるサービス業にも共通するホスピタリティと、塚口サンサン劇場独特の熱いパワー(一度でもあそこでマサラ体験をすれば分かるはず!)の両輪がうまい具合にミックスされていてとても良かった。
残念ながら閉店されてしまった小林書店の小林由美子さんとの対談も貴重な内容でした。
サンサン劇場が関西にあって良かったと思う方も、塚口未体験の方も、色々と心を動かされる本かと思います。