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一寸法師の小さな身体と、大きな勇気の対比が胸を打つ昔話。石井桃子の語りは言葉を過不足なく織り込み、秋野不矩の絵が雅でありながらも強い印象を残す。鬼との対峙や姫との出会いなど、子ども心に残る場面が多く、最後には「小ささ」はそれ自体がハンディキャップではなく個性であると感じさせてくれる。昔話の本質を丁寧に生かした一冊。
一寸法師の小さな身体と、大きな勇気の対比が胸を打つ昔話。石井桃子の語りは言葉を過不足なく織り込み、秋野不矩の絵が雅でありながらも強い印象を残す。鬼との対峙や姫との出会いなど、子ども心に残る場面が多く、最後には「小ささ」はそれ自体がハンディキャップではなく個性であると感じさせてくれる。昔話の本質を丁寧に生かした一冊。