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この本(漫画)は、作者のズミクニさんが統合失調症を発症されてから、社会復帰するまでの実体験を元に描いたもので、医療知識に乏しい私が読んでも、とても分かりやすい内容でした。ズミクニさんの場合は幻覚ユニコーンが歯車に押しつぶされている様子が目の前で見えたと言います。これは体験した方にしか分からない病気なのだと感じました。統合失調症と一口に言っても、人によって症状は千差万別。診断を出して貰うまでの苦労も描かれています。精神科への強制入院や、障碍者手帳を発行するまでの手続き、就労移行支援事業所での出来事なども詳しく描かれています。家族に統合失調症の方がいる人は是非読んで欲しいと思いましたし、中学校や高校の図書室でも置いて貰えたら良いのかなと感じました。