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エラリイ・クイーンの悲劇四部作の二作目
探偵役は聴覚を失ったことで舞台を引退した元シェイクスピア俳優のドルリイ・レーン
奇人しかいないと噂されるハッター家で連続して起きた不可解な事件。事件の捜査を担当するサム警視がドルリイ・レーンに捜査協力を頼むことにから物語が始まります。
ドルリイ・レーンの芝居めいた台詞や品のある所作、遊び心が好きなのですが、今回の事件の性質上、苦悩の方が前面に出ていて、彼本来の振る舞いは鳴りを潜めていた印象です。
きちんと読めば犯人に辿り着く作りなので、事件自体は読みやすかったのですが、結末には複雑な気持ちになります。
そこまでして良かったのか、そこまで責を負う選択をする必要があったのか。レーンのエゴであり、レーンが人として何を重んじているのかがわかる選択だと感じました。





















