タイトル通り「自分が自分にさよならする」話が
複数載っている短篇集です。
何か傷つくような経験をしてしまい、
トラウマを抱えた結果、拗らせてしまうことは
誰でもあるように感じます。
そういった状況になった時に、
差し伸べられた手に気づいて
とることで解決の糸口が
見つかっていくのかもしれないなと思いました。
主観ですが、小川糸さんにしては
尖った小説な気がしました。
中学時代の同級生が自殺した。お別れ会のために帰郷した私は、七年振りに初恋の相手ナルヤに再会する。昔と変わらぬ笑顔を向けてくれる彼だったが、私は不倫の恋を経験し、夢に破れ仕事も辞めてしまっていた。そんな私をナルヤが旅に誘い…。会社が嫌い、母親が嫌い、故郷が嫌い。でも、こんな自分が一番嫌いだった。だから私は旅に出ることにした。
タイトル通り「自分が自分にさよならする」話が
複数載っている短篇集です。
何か傷つくような経験をしてしまい、
トラウマを抱えた結果、拗らせてしまうことは
誰でもあるように感じます。
そういった状況になった時に、
差し伸べられた手に気づいて
とることで解決の糸口が
見つかっていくのかもしれないなと思いました。
主観ですが、小川糸さんにしては
尖った小説な気がしました。