ページをめくるたびに、やわらかな「空の色」とキャラクターたちの心情が重なって、とても静かであたたかい気持ちになれる絵本でした。
とくに印象に残ったのは「ねこちゃん」のお話。ちょっと恥ずかしがり屋で控えめな性格が、空模様とともに丁寧に描かれていて、自分の子ども時代の気持ちを思い出させてくれました。最後の一文には胸がじんわりして、思わず空を見上げたくなる余韻があります。
文章自体は短くやさしいけれど、その背景にある「居場所を求める気持ち」や「つながりの大切さ」が伝わってきて、大人でも考えさせられる深さがあります。
子どもと一緒に読むと、すみっコの世界に共感して「ぼく(わたし)もわかる」と言ってくれるかもしれませんし、大人は癒しや懐かしさを感じられる一冊です。
すみっコぐらし大好きです(((o(*゚▽゚*)o)))
👉 親子で楽しめることはもちろん、大人ひとりで読んでも「ほっとする」「泣ける」時間をくれる作品だと感じました。