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半世紀にわたる親交の思いのほどを筆にたくした、とっておきの詩と真実
谷川俊太郎さんと長年公私にわたって交流を重ねてきた詩人が、これまであまり語られることのなかった貴重なエピソードを交えながら、その思い出を綴る。
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〈飄々とした筆致で綴られる敬意とからかいのないまぜ(笑)。親しかったからこそだなあ。父は勉さん大好きでした。いつも気にかけていました。無頼な風なのに繊細で優しい。そしてミュージシャンの私は勉さんと朗読とピアノで対決♫した思い出、とても大切。俊太郎愛に溢れた勉さんの語り。私も知らなかったことと、そうか、こういう見方もありか満載!〉--谷川賢作(音楽家)
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【目次】
第一章 ネリリし キルルし ハララしーー「二十億光年の孤独」
第二章 詩人のふりはしているが 私は詩人ではないーー「鳥羽 1」
第三章 自分の些細な感覚にこだわってみようーー『ナンセンス・カタログ』
第四章 ひとつのアルカディアに近いところだったかもーー「我がアルカディア」
第五章 高原へ来て 世界を欠席してしまったーー「山荘だより」
第六章 結局死というのは結婚なんですね。--『魂にメスはいらない』
第七章 声は涸れ 足は萎え 母を売りに行ったーー「母を売りに」
第八章 本物のヌードと画のヌードはどちらが 本物のヴァギナと画のヴァギナはーー「画廊にて」
第九章 かっぱかっぱらった かっぱらっぱかっぱらった とってちってたーー「かっぱ」
第十章 父はやせていたからスープにするしかないと思った。--「父の死」
第十一章 詩なんてアクを掬いとった人生の上澄みねとーー「マサカリ」
第十二章 あの青い空の波の音が聞えるあたりに 何かとんでもないおとし物をーー「かなしみ」
第十三章 そしてという 接続詞だけを 残してーー「そして」
第十四章 僕はもう芸人になることを目標としてがんばっているんですから。--「決まり文句を捨てて いけるところまで クールに ホットに」
第十五章 すべて終わったと知ったあとにも 終わらないそのあとがあるーー「そのあと」
第十六章 ひとのからだとこころの深みに 未生の詩は太古から用意されていたーー「永遠の一滴」
あとがき
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