ありがとう
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もうタイトルで答え出てるじゃん!と言いたいところをこらえつつ一歩進めて考察した本。なのでどっちかというと読書よりも労働のあり方について論じたものになっている。なにも職場だけが自己実現の舞台ではない、仕事してない時の自分も大事にしたい。全身全霊を過度に美化する風潮にはもう少し違和感を持っていい。
ありがとう
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ストーカーに連れ去られた婚約者を探すサスペンスではなかった。「真実」という女性の人物像が、架の捜索活動によって明らかにされていく。地方都市のショッピングモールの様子やお嬢様女子高自慢、お堅い仕事好きで、ずっと娘の世話をしながら生きていきたい母親とか。「真実」が何を考え、どこへ行ったのか、それは後半にまるで答え合わせのように真実の語りで語られる。後半では、『島はぼくらと』に出てきたヨシノさんが出てきて嬉しくなった。Bvc