阿川佐和子さんの『老人初心者のたくらみ』の読書感想文をご紹介します。
本書を拝読し、人生の先輩である著者の軽妙洒脱な語り口に、何度も笑みがこぼれました。
年齢を重ねることで生じる様々な変化を、ユーモアを交えながらも率直に綴られており、共感と発見の連続でした。
特に印象的だったのは、新しいことへの挑戦を臆することなく楽しむ姿勢です。好奇心旺盛に様々な「たくらみ」を実行していく様子は、読者に勇気を与えてくれます。
老いをただ受け入れるのではなく、積極的に面白がり、人生を豊かにしようとする著者の生き方は、私たち自身の老後に対するイメージを明るく照らしてくれるでしょう。
肩の力が抜け、自然体で生きることの心地よさ、そして何歳になっても学び続けることの大切さを教えてくれる一冊でした。
私も、いくつになっても好奇心を忘れず、人生を面白がる「たくらみ」を胸に生きていきたいと感じました。