椹木野衣『パンデミックとアート』は、COVID-19などのパンデミックを契機に生まれた現代美術の表現や社会的反応を分析した評論書。感染症による社会的制約や孤立がアート表現にどのように反映されたかを、具体的事例や歴史的文脈とともに論じている。芸術が社会現象とどう交わるかを考察する視点が鮮明で、パンデミックという特殊な状況下での文化的創造の意味を理解する上で示唆に富む一冊だった。
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発売日: 2024年04月30日
発行元: 左右社
わずか数年前の出来事。だがいま、その生々しい記憶をわたしたちは忘却しつつあるのではないか?
世界を一変させ、あれほどわたしたちを不安と恐怖、混乱に陥れたコロナ・パンデミック。
刻々と伝えられる感染拡大情報、政府や自治体から次々と発されるアラートや指針に右往左往した日々。
マスクをめぐる混乱、無観客で開催されたオリンピック、繰り返す感染拡大の波──。
20世紀初頭に起きた人類史上桁違いの災厄「スペイン風邪」を忘却していたことに思いを馳せ、
不可逆的に変容してゆく「日常」を見つめつつ書き継がれた美術批評家椹木野衣によるコロナ週報。
コロナ・パンデミックの恐慌が世界を襲った2020年3月から4年に渡る連載時評を書籍化。
「忘却」に抗い、遠からずまた訪れる「反復」に備えるために──。
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