この本は、本屋さんをぶらぶらしているときに、目について
表紙とタイトルで選びました。
「冷蔵庫のように孤独に」ってどういう意味だろうと
つい気になって読み始めてしまいました。
主人公は看護師の女性「日下美咲」です。
美咲はある写真を見たことをきっかけに
中学生の時に通っていたピアノの先生「由貴奈」のことを思い出します。
その先生との関わりから美咲は大切なことに気付いていくのですが、
その1つが
「よく見て、よく聞いて、その都度言葉にしてみる」ことです。
自分が経験したものを、どう表現するのかに正解はないのですが、
表現したものを他者から否定や評価されると、
表現することが、怖くなるのですが、表現したということが
大切なのだと感じました。
時にはこんな表現をしている自分は間違っているかもしれないと
思うときもありますが
人を傷つけたり、悲しませたりしない限りは
どんな表現であっても、否定しないでそっと心にしまっておこうと
この小説を読んで思いました。