連載当時、日本中にシベリアンハスキーブームを巻き起こした伝説の動物漫画です。
母がコミックを持っていて、その文庫版を自分の手元に置きたいと思い買いはじめました。
かくいう私も、機会があればシベリアンハスキーを飼ってみたい! と思っている1人です。
近道だからという理由で大学にある解剖学教室の裏を通り抜けていた西根公輝と二階堂が、シベリアンハスキーの子犬を発見するところから物語はスタート。
公輝(通称:ハムテル、キミテル)は、個性が強すぎる漆原教授に「将来獣医になる」と予言を受けます。
半ば押しつけられて飼いはじめた子犬の名前は、チョビと命名。
般若のような強面の顔ですが、賢くて穏やかな可愛らしい女の子です。
その後、無事に(?)公輝と二階堂は、漆原教授が務めるH大学獣医学部に合格するのでした。
「動物のお医者さん」といえば、人間だけでなく個性的すぎる動物たちも必見!
チョビのお姉さんに当たる三毛猫・ミケやスナネズミ、大学で関わるさまざまな動物たちが目白押しです。
特に、西根家最恐のニワトリ・ヒヨちゃんには笑いが止まらないことでしょう。
ヒヨちゃんがいる庭に出たら最後、流血するほどの攻撃の餌食になります。
ヒヨコの頃は可愛かったのに、見る影もなく恐ろしい雄鶏です。
大がつくほどネズミ嫌いの二階堂や、ちょっと変わった先輩・菱沼聖子、同級生、教師陣も個性派ばかり。
楽しく笑いながら動物との微笑ましい日常にほっこりします。
少々古めの作品ですが、今も変わらないおもしろさです。