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「シルクロード紀行 正倉院へとつづく道」の読書感想文をご紹介します。
本書を読み進めるうちに、悠久の時を超えて正倉院に辿り着いたシルクロードの息吹を、まるで旅をしているかのように感じました。異国の地で生まれた品々が、様々な人々の手によって日本へと運ばれ、大切に守り伝えられてきた物語は、ロマンに満ちています。
特に印象的だったのは、それぞれの宝物に込められた歴史や文化、そしてそれを現代に伝える人々の情熱です。
単なる美術品としてではなく、当時の人々の生活や交流、信仰といった背景を知ることで、宝物の持つ意味合いが深く理解できました。
本書は、シルクロードという壮大なスケールと、正倉院という神秘的な空間が織りなす魅力に、改めて心を惹かれる一冊でした。